ユーロ売り第2幕/オージーがトップ?(1/2)


ユーロ圏16カ国財務相会合(15日)で、ギリシャに対して、万が一のための “支援” で基本合意したのに、なぜかユーロに悲観論が再浮上。 いつまでもユーロ先安観がぬぐえない、そんな 「なぜ?」 を日経ヴェリタスが解き明かしてました。
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「ギリシャがIMFに支援を要請するらしい」・「ユーロと連動性の高い金の売り注文が大量に出たようだ」 ―― 憶測の域を出ないあやふやな材料でも、また、VIX指数(*)は 「不安をほとんど感じていない “20″」 を割り込み、市場参加者の不安心理は好転してるのに、ユーロ売りに結びついてしまうのは、”ギリシャ悲劇の第2幕” を予想する市場参加者が多いからだ。
ユーロ売りの最大の理由は、ユーロ圏各国の足並みの乱れ ―― 国民負担率(国民所得に占める税金・社会保障費の負担割合)を比べると、フランスは61.2%、ドイツは52.4%、ギリシャは45.4%。 低負担で放漫財政を続けたギリシャの救済への独仏など主要国の反発は強く、「具体案で合意するまでには曲折がある」
(日経ヴェリタス/一部抜粋)
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・・・ 「年内に1ユーロ=1.20-1.25ドル」 を予想するストラテジストもいて、エピローグでは、「(信用不安の再燃リスクがぬぐえない)ユーロ復活への道のりは、なお遠そうだ」 ・・・ 「昨年のユーロ高はドル安の副産物」 とは、ユーロバブルだったともいえるのかもネ┐(´.`)┌
ところで、「”くりっく365″ の通貨別売買高(取引数量)で、2月にオージー円取引がドル円取引を4割上回り、通貨別売買高で首位 ―― 3月も4割上回る」(日経朝刊3面)・・・ BOX相場のドル円よりも、値動きいい通貨ペアやスワップ金利を手にできる取引の方が “魅力的” って映るんでしょうけど、ドル円の転落劇は、なぜかJALの経営破綻と似た哀しい気分になっちゃいました。 ユーロとオージーがリンクしないといいのですが…?!
(*) VIX指数=恐怖指数: 上昇は不安心理の増大。

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