この先、3つのユーロ売り要素?


先週末23日、ついに(やっと)ギリシャはEUとIMFに資金支援を要請したけど、「今後の焦点は3つ ―― (1)支援はどれだけの効果を生むのか (2)スペインやポルトガルなどへの “危機の波及” は避けられるのか (3)通貨ユーロは市場の信認を保てるのか」 と日経ヴェリタスが指摘してました。
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ギリシャ首相は、「(これまでの取り組みに)市場は反応しなかった。EUの決定を信じず、投機に走った」と述べ、自分たちが「市場の犠牲者」であると主張した。
(1)首相が敵視する市場の評価は甘くない ―― CDS市場では23日、ギリシャ国債の保証料が上昇(リスクが拡大)した ―― 国債償還などの資金繰りは乗り切れても、財政赤字の削減という根本問題の解決は容易ではない。
(2)市場がそれ以上に懸念しているのはギリシャ危機がPIIGS(ポルトガル, イタリア, アイルランド, スペイン)などに飛び火しないかという点 ―― ポルトガルなどの国債利回りも上昇し、スペインの銀行などのCDS保証料も上昇。危機の波及リスクは今もくすぶっている。
(3)EU構成国16カ国の財政悪化や利害対立は、通貨価値の低落につながる ―― ドイツで迅速に承認されるか? 支援協議の過程で不協和音が生じるようなら、ユーロ相場の不安定要因になりかねない。 
(日経ヴェリタス/一部抜粋)
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・・・ いずれか一つでもコケれば、ユーロが売り込まれるきっかけになる要素でもあるだけに、金融当局は気を抜けないとこでしょうけど ・・・ 昨日、TVニュースで観たギリシャ首相が支援要請の声明を読み上げてた映像では、「美しい海, ボート, リゾート風の建物と統一された色の屋根」 と、南欧の美しさに見惚れてしまって、ギリシャが置かれてる立場とのギャップに違和感を覚えましたが ・・・ “第2の基軸通貨” ともてはやされたユーロの復活は、いつになるんでしょうね(*’-^)☆

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