「8月は円高の月」 ・・・ 「8月は “円高/ドル安” に振れやすい」 という “アノマリー”(*) が意識されているそうです!
(1)過去10年間でも円が下落したのは2年だけ ―― 背景の1つには、米国債の償還に絡んで資金が国内に環流しやすく、9月の半期決算前に当たる8月は国内の金融機関が利益を確定させるため、利子所得を円に換える動き(円買い観測)が強まる。
(2)15日が利払い集中日 ―― 今年は15日は日曜日で、“13日の金曜日” に円高/ドル安が進む、と冗談交じりに(マーケットでは)語られている。
(3)お盆休み前の円買い/ドル売り注文が、駆け込みで輸出企業から出やすい。
(4)FXのレバレッジ規制で、逆張りの円高抑止力も弱まる。
(日経/一部抜粋)
・・・ 「金融当局も市場関係者にとっても、この夏は気が抜けない状況が続きそう」 っていうもの! 8月の円相場に、新たな楽しみ方が増えましたo(^-^)o
(*) 「合理的な根拠は乏しいが、不思議によく当たる変則的な値動き」 = anomaly
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo/London Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.◇
(30日17:00) ⇒ (31日06:00) ⇒ (17:00) ⇒ (20:00)
USDJPY = 86.36-37 ⇒ 86.45-50 ⇒ 86.72-75 ⇒ 86.70-75
EURJPY = 112.71-75 ⇒ 112.80-85 ⇒ 113.39-43 ⇒ 113.35-40
GBPJPY = 134.95-00 ⇒ 135.60-65 ⇒ 136.90-95 ⇒ 137.10-15
EURUSD = 1.3051-53 ⇒ 1.3045-50 ⇒ 1.3074-76 ⇒ 1.3065-70
◇ 日経平均株価終値: 33.01△0.35%の9,570.31円。 TOPIX: 1.19△0.14%の850.69。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
[02日午後のBlog] ―― 米豪欧の「政局」で円買い相場へ新展開? ――
(略)・・・ なんか8月相場は、面白い相場展開になりそうですよ(^_-)☆ ・・・ 米国は景気不透明感に加え、中間選挙まで3カ月だというのにオバマ大統領の支持率は50%割れのうえ、上下両院とも与野党逆転の可能性も指摘され、オーストラリアでは 「8月21日の総選挙を前に “与党48% vs 野党52%” と支持率逆転」(日経)。
さらにイタリアでも、女性問題でたびたびワイドショー的な話題を提供する 「ベルルスコーニ首相に次ぐN02が離党し、連立与党分裂の危機で解散総選挙に突入する可能性」 もあるとか\(+×+)/ ・・・ 各国でも日本同様のねじれで、ドルもオージーも、そしてユーロも不安定要因を抱え込んでるようで、再び消去法的に円買いが強まる夏秋バージョンの展開になるのかも!?