「平成22年8月30日～9月28日における外国為替平衡操作額　2兆1,249億円」(*) ・・・ この微妙な数字のおかげで、15日以降にも “市場介入” が実施されてたかどうかは、来月上旬（11月7日前後?） に公表される四半期ごとの資料までオアズケになっちゃいましたネ。
15日の為替介入は、タイミング的にも、そして財務相による異例の 「介入宣言」 が見事にハマって、6年半ぶりの “介入” は一時的には大成功! だったけど・・・
それにしても1世代前ならボイスブローカーや銀行に直接介入してたものが、今回はEBS（電子ブローキングシステム）を介したことで、いかにもミステリアスに!　2週間たってもマーケットに “警戒感” を抱かせるとは恐れ入ります。
(*) http://www.mof.go.jp/feio/monthly/220930.htm
ところで、昨日の日経夕刊 “十字路” は、ドル円が360円から83円にまで 「ドル安・円高」 が進行してきた道程を綺麗にまとめてました!
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貿易不均衡の是正に合意したプラザ合意（1985年9月22日）から25年。（その後、日本では）資産バブルが発生し20年間の景気低迷へつながっていく。
―― 戦後の通貨体制下では、金1オンスが35ドルで固定され、円は360円の固定相場制も７１年夏に一変。ベトナム戦争で疲弊した米国が一方的にドルと金の交換を停止。
―― それから約40年。金は35ドルから1300ドルに上昇し、ドルは360円から83円へ下落した。金との交換義務を放棄した米国が、基軸通貨の特権を利用し大量にドルを供給し続けた帰結だ。
―― 新興国の台頭で、昔のように一握りの先進国だけでは何も決まらない。プラザ合意のような荒療治は、もはや通用しないであろう。（住友商事　高井裕之氏／日経・一部抜粋）
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・・・ これを読んで、もう荒々しいドル円相場って、二度と味わえないのかな?! って、ちょっとセンティメンタルな気分になっちゃいました(*ﾟｰﾟ*) ・・・ ちなみに、前日のドル円レンジ@NYは83.21~65。 @LDNで83.16ワンタッチと、再び 「82円が防衛ライン」 という官房長官の失言水準に接近してますネ(^_-)☆
╋╋　NYK Financial Market Summary　━━━━━━━━━ ╋╋
　　　　　(30日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (08:00)
USDJPY =　83.31-32 ⇒　83.50-55 ⇒　83.55-60
EURJPY = 113.49-53 ⇒ 113.85-90 ⇒ 113.80-85
GBPJPY = 132.05-10 ⇒ 131.20-25 ⇒ 131.30-35
EURUSD = 1.3622-23 ⇒ 1.3630-35 ⇒ 1.3620-25
◇ ダウ工業株30種平均終値: 47.23▼0.44％(10,788.05)。 ナスダック: 7.94▼0.33％(2,368.62)。 S&P500: 3.53▼0.31％(1,141.20)。 FTSE百種総合株価: 20.65▼0.37％(5,548.62)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近11月物終値: 79.97ドル/バレルと続伸。 金COMEX12月物終値: 1309.6ドル/tozと反落も、一時1317.5と最高値更新。