ズバリ!バーナンキの「QE2」決断


RBAによる利上げの一発芸がいいアクセントになった日中の為替相場でしたネp(^^)q ・・・ 夕方になってからは、AUDUSDは一時1.0013とパリティーを超えて最高値更新したり、UK 18:30 10月PMI建設業は51.6(市場予想53.0)と弱い数字に、ポンドは全面安とメロメロ(>_<)  さらに米長期利回り上昇で、ドル円は80円ちょうどから離れちゃう展開だったけど、これもすべてFOMC前の持ち高調整と割り切っちゃうことに┐(´.`)┌
さて、今夜このあとは目ぼしい経済指標もないだけに、米中間選挙(上院37議席改選←定数100、下院の全議席=435、37州で知事選も)の行方が気になるきょうのNY時間だけど(あす日中には大勢判明)、同等以上に注目されるのがFOMC(2-3日)で決めるとみられる “QE2”(*) ・・・ 「停滞する米景気を押し上げるための追加・量的緩和第2弾(QE2)」 とは? 日経ヴェリタスの解説によると:
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「QE2」 が注目されるのは、QE1に比べ資産購入規模が格段に大きくなると見込まれるから。 国債購入で長期金利を押し下げ、企業などの投資を促す効果を狙う。
最も積極的な立場をとるNY連銀総裁は、「まず5000億ドル程度の国債購入を ―― 短期金利を0.5-0.75%引き下げるのと同様の効果がある」 という。 (一方で)ゴールドマン・サックスはリポートで、成長率とインフレ率を望ましい水準まで押し上げるには、FRBが最大4兆ドルの資産を購入する必要があると指摘。
FRBが目指す物価水準目標について、何らかの目安を設ける案も浮上 ―― ただ、高めのインフレ率を容認すれば、長期金利の急上昇を招く可能性があり、「禁じ手」 と見る金融専門家も多い。 それでも導入を検討するのは 「デフレが起きたら、克服するのはかなり難しい」 という危機感の表れ。
FRBは物価安定と雇用の最大化という政策目標を達成するうえで整合的なインフレ率を 「約2%かそれをやや下回る」 水準とみている ―― とはいえ、過度な資金の供給がドル安要因になり、インフレが止まらなくなればドル急落の恐れすらある――。
(日経ヴェリタス/一部抜粋)
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「これは悪魔との取引だ」(カンザスシティー連銀総裁)とFRB内でも追加金融緩和への反対論もあるようで、しかも、「金融緩和で生み出された資金が国内で有効に使われず、金などの商品や新興国に流れ込むようだと、グローバルなバブルも膨らむ。 新興国の資本流入規制や一段の通貨安競争の呼び水にもなりかねない」 と危惧される “QE2”!
バーナンキFRB議長が描くシナリオは、『追加緩和・物価目標 ⇒ 金利低下・インフレ期待 ⇒ 企業や家計の支出増 ⇒ 雇用増・デフレ回避』 ・・・ ってことのようだけど、何一つ改善しないような “中途半端なQE2” になって、新興国やマーケットから総スカを食らわなければいいけどネ┐(-_- )┌ 
・・・ ってことで、国債購入規模が5千億ドル以下ならドル買い、5千億-1兆ドルなら予想通り、1兆ドル以上ならドルの価値低下が意識され円買い加速! 「ドル不安と背中合わせの危険な賭け ―― バーナンキ議長の決断は、いよいよ明後日未明!」
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo/London Forex Market 。・+゜゜+・。.◇
     (01日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (17:00) ⇒ (20:16)
USDJPY = 80.45-48 ⇒ 80.50-55 ⇒ 80.60-61 ⇒ 80.75-80
EURJPY = 112.45-49 ⇒ 111.80-85 ⇒ 112.26-30 ⇒ 112.65-70
GBPJPY = 129.00-05 ⇒ 129.05-10 ⇒ 129.35-40 ⇒ 129.05-10
EURUSD = 1.3975-78 ⇒ 1.3890-95 ⇒ 1.3928-29 ⇒ 1.3950-55

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(*) FRBが米国債を買うのと引き換えに、市場に大量の資金を供給する「量的緩和=Quantitative Easing(QE)」 ―― 最大3000億ドルの長期国債の購入などを発表した昨年3月以降の各種の資産買い入れを量的緩和第1弾(QE1) (出所・日経ヴェリタス)


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