きょうの日経ヴェリタスは、先のトリシェECB総裁の発言・『確実ではないが4月にも利上げは可能』を、いろんな角度からその意味合いを探ってました(^_-)☆
◆「原油高で市場にインフレ懸念が広がり、賃金も含めた他の物価に波及するのを抑える “口先介入” の側面も…」
◆「本音は景気悪化を招く利上げは回避したい」のでは。
◆「インフレへのファイティングポーズ」
◆「南欧問題（4月の国債償還・信用不安）のリスクがあっても、利上げに踏み切る姿勢こそ、中央銀行としての独立性と金融政策の信認維持」の必要性
◆「物価安定・インフレ退治に立ち向かう姿勢を消費者に示す」
◆「4月末の“タカ派”・ウェーバードイツ中銀総裁の辞任で、ECB理事会は“ハト派”になったとの印象が広まらないようにするため」
・・・ もうすでに 「ECB vs 市場」 の心理戦が始まってるようですネo(^-^)o　また、トリシェECB総裁は 『断続的に利上げするわけではない』 とも発言してたし、ちょっと気が早いけど、4月7日の次回ECB理事会あとのユーロ相場は?　わたし的な2つのシナリオをご用意してみました(^o^)／
（a）利上げした ⇒ しばらく利上げはない ⇒ ユーロ急落
（b）利上げしなかった⇒ 期待ハズレのユーロ売り（⇒ 次回は利上げかと買い再開）
・・・ トリシェECB総裁がマーケットに投げかけたこのパズル。どう解けばいいのか?　今週のユーロは試行錯誤相場と化して、つられて円相場も乱高下…┐(´.｀)┌