先週末の00年9月以来（ユーロ安防衛）の協調介入で、注目された「円売りの継続性」は週明けの欧米市場ではみられませんでしたネ! ・・・ その代わりに、米財務省の「MBS（住宅ローン担保証券）売却計画」発表(*1)で、債券が売られ利回り上昇も、トリシェECB総裁の講演から「4月のECB理事会で利上げ」っていう見方がマーケットに再燃、ユーロが対ドルで堅調に、ドル円は方向感なく推移。
また、リスクが緩んでリスク資産の株式や原油の上昇に、資源国通貨のポンドやオージーが堅調、「ドル売り・円売り」が今週の流れになりそうで、投機筋が通貨当局を試す出番ナシ。 唯一この流れが変わるとすれば、混迷の産油国・リビア情勢と原発の行方かな（?）
【BARRON’S – BUY JAPAN NOW】別窓でリンク。
ところで、先行き不透明感の日本経済と株価に、いいニュース! ・・・ 「米投資週刊紙・BARRON’S(*2)が、日の丸と「BUY JAPAN NOW」（今、日本を買え）の文字をあしらった巨大なイラストを1面に掲載」（日経）という、何とも嬉しい特集記事を掲載! ・・・ タイトルは、ずばり “Invest in Japan”(*3)：
♪日本株の平均PERは13.9倍で、金融危機以降で最低水準
♪現在の日本の時価総額は日本企業の純資産総額を下回っている（日経）
♪株価は金融危機以降最も割安な水準にあり、投資対象として非常に魅力的（REUTERS）
・・・ 何ごとも前向きな記事は、投資家を明るくさせてくれますネ。 この際、ニッポンの株価救済のために、海外勢に大いに買ってもらいましょう!
(*1) 2008-09年に金融市場の安定化のため購入した総額1420億ドルのMBSについて、今月から1カ月当たり最大100億ドルのペースで売却（日経）
(*2) http://online.barrons.com/home-page
(*3) http://online.barrons.com/article/SB50001424052970203757604576204523
501069008.html?mod=BOL_hpp_emc#articleTabs_panel_article%3D1
╋╋　Tokyo Financial Market Summary　━━━ ╋╋
　　　　　(21日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (11:38)
USDJPY =　81.10-15 ⇒　81.00-05 ⇒　81.00-05
EURJPY = 114.90-95 ⇒ 115.25-30 ⇒ 115.15-20
GBPJPY = 131.70-75 ⇒ 132.10-15 ⇒ 132.10-15
EURUSD = 1.4170-75 ⇒ 1.4225-30 ⇒ 1.4215-20
（一部修正）
◇ 日経平均株価(11:00): 270.74△2.94％の9,477.49円。 TOPIX: 28.11△3.39％の858.50。

◇ ダウ工業株30種平均終値: 178.01△1.50％(12,036.53)。 ナスダック: 48.42△1.83％(2,692.09)。 S&P500: 19.18△1.50％(1,298.38)。 FTSE百種総合株価: 67.96△1.19％(5,786.09)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近04月物終値: 102.33ドル/バレルと反発。 金COMEX04月物終値: 1426.4ドル/tozと続伸。