相次ぐ米地区連銀総裁の 「非常時モード（QE2）から正常化への地ならし」 発言、さらにECBの利上げ観測を背景に、円相場は続落で新年度入り。 ドル円は一時83.75ワンタッチと東日本大震災直後の円安更新。
さて、上ブレ予想が出てる注目の米3月雇用統計@21:30 … 非農業部門雇用者数が市場予想（＋19.5万人）を上回れば、素直にドル買いへ振れるだろうけど、ユーロドルは?
… ユーロ圏の3月インフレ率が高水準で、「次回4月7日のECB会合での利上げと年内複数回の利上げか（?）」（日経） と取り立たされても、今夜のところはドルの勝ちかな!?　なんてたって、欧州の金融システムと財政問題が潜在的懸念・不安要因としてユーロに渦巻いてるものね!
そして円相場は … 日銀短観(*)で大企業製造業DIが＋6（市場予想＋4）と改善も、11日以前の回答72％で 「数字は大震災前のこと、実勢とはかけ離れてる」 とマーケットの反応は限定的。　むしろ4日に発表される異例の再集計データをもとに、「日銀の金融政策決定会合（6-7日）で、より緩和的な金融政策が進む」（日経）っていう見方で、日本と欧米の金利差拡大を材料に “円全面安” の展開かな（?）
でも、たびたび期待を裏切る数字が飛び出すfigure（指標）なだけに、ネガティブ・サプラ～イズとなったら “all yours” でハチャメチャ（?） … また、次回FOMC（26-27日）まで間が空くことや、来週にECB理事会開催というスケジュールに、今夜の流れがそのまま来週以降のトレンド形成には、ならないんじゃない（!?） ってそんな予感…!?
(*) 大企業製造業の2011年度「想定為替レート」は84.20円。 10年度下期（83.87円）より円安水準へ見直し。
╋╋　Tokyo Financial Market Summary　━━━━ ╋╋
　　　　　(31日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (17:00)
USDJPY =　82.83-85 ⇒　83.10-15 ⇒　83.66-68 (83.19~75)
EURJPY = 117.50-54 ⇒ 117.65-70 ⇒ 118.41-45、118.67と10年5月13日以来の円安
GBPJPY = 133.65-70 ⇒ 133.20-25 ⇒ 134.45-50、一時134.50ワンタッチ
EURUSD = 1.4185-87 ⇒ 1.4155-60 ⇒ 1.4154-56 (1.4146~80)
◇ 人民元の基準値は1ドル＝6.5527元と最高値更新。
◇ 日経平均株価終値: 46.71▼0.48％の9,708.39円。 TOPIX: 6.76▼0.78％の862.62。