完全フィクションで、このあとすぐの 「MPC ⇒ ECB理事会 ⇒ トリシェECB総裁会見」 がそれぞれ演出する今夜の2時間ドラマ “為替相場” の台本をご披露しますネ。 もちろん主役はFX個人ですよ!・・・
@20:00 BOE金融政策委員会（MPC＝Monetary Policy Committee）は、Repo Rateの据え置きを決定。 市場の予想通りで、外為市場のECB待ちの姿勢に変化はなく、FXも動意なし! ・・・ 09年3月以来の0.50％を、BOEはいつ引き上げるんでしょうね?
@20:45 ECB理事会が 「Refinancing tenderを0.25％引き上げて年1.25％に決定」 … 09年5月7日に0.25％引き下げて以来となる低金利政策からの変更!　マーケットは「予想通りの利上げ」 ・ 「トリシェECB総裁の会見を見極めたい」と、ユーロ上昇は限定的!　ドル円はユーロドルにつられて上昇も、86円ちょうどには届かず。
@21:30 トリシェECB総裁は会見で、「物価上昇の沈静化が利上げの根拠」 と述べるも、「段階的な利上げの始まりでない」 と “利上げのペース感” を示さなかったことから、次回5月5日の会合では金利据え置きか? との思惑から利食いのユーロ売り先行!
@21:30 新規失業保険申請件数は市場予想の38.5万件を下回り、長期利回りは上昇してドルに買い戻し ・・・ ドル円は86円接近も、それでも昨年9月15日に介入した直後の円の安値「85.94」（9/16-17）に到達せず。
そして、きょうまでユーロを押し上げてきた「利上げ観測」はいったんステージから降板し、ちょっと薄れがちだった南欧諸国の国債償還・財政・金融不安がテーマに復活するとの思惑から、ユーロ売りが加速。 そして円は、ユーロドルの揺さぶりに遭いながらも、ここまで売られ過ぎてたと、ビックイベント終了で “最弱通貨” とも揶揄され始めた円にも持ち高調整から買いが入って、円売りの転機に!
・・・ 以上、フィクションで描いた予告編ですので、LIVEのオンエアではアドリブがかかって、正反対の展開やドンデン返しもありますので、為替相場はやっぱ予測不能…?　ちなみに、日銀の外国為替市況で「17時時点で、円は対ユーロで10営業日続落と、03年1月16-29日（10日続落）以来」（日経）の珍記録に並んだそうです。
╋╋　Tokyo Financial Market Summary　━━━━━━ ╋╋
　　　　　(06日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (17:00)
USDJPY =　85.03-05 ⇒　85.45-50 ⇒　85.24-26 (85.11~50)
EURJPY = 121.58-62 ⇒ 122.45-50 ⇒ 121.77-81
GBPJPY = 138.80-85 ⇒ 139.55-60 ⇒ 139.15-20
EURUSD = 1.4298-00 ⇒ 1.4330-35 ⇒ 1.4285-87 (1.4280~1.4335)
◇ 日経平均株価終値: 6.56△0.07％の9,590.93円。 TOPIX: 1.49△0.18％の841.10。
◇ 上海総合指数: 6.549△0.21％の3007.909と年初来高値更新。