小動きで方向感を欠いたマーケットになってますネ! ・・・ NY市場の「ドル売り・円売り」基調を引き継ぎながらも、中国の4月経済指標の結果から円は膠着状態で推移した東京市場。
とはいえ、先週からの円相場はギリシャ問題の再燃で、不安の「進行と後退」の繰り返しに揺れ動くユーロ動向に振られっぱなし! ・・・ 前日の海外市場では「ギリシャ向けの追加支援協議へ」との期待先行でユーロは買い戻されたけど、注目される16日のユーロ圏財務相会合では、やっと 「ギリシャ向けの追加金融支援（EFSF＝欧州金融安定基金による追加融資やギリシャ国債の購入）の是非に関する協議に入る」（日経）
いったい会合で何が話し合われるのか? ・・・ 「10年のギリシャの財政赤字はGDP比10.5％と政府目標を超過し、ギリシャの国債利回りは10年物で15％台後半、2年物は20％超と高水準で推移。 中長期国債発行を再開できるメドが見えず、市場にギリシャのユーロ圏離脱や、元本削減を含む債務再編観測がくすぶる ―― （そんな状況では）金融機関への影響が少ない国債償還期限の延長がより現実的とみられている」（日経/一部抜粋）
・・・ こんな自転車操業的なギリシャの財政再建にマーケットが納得するとは思えず、またまた前日の反動から今日の欧米市場では、ユーロに売り戻しの動き…?
ただ、このあとはイベントの読み方次第でポンドがリードする為替相場もありかも…?
17:30 3月貿易収支（市場予想￡75億の赤字）
18:30 BOE四半期インフレリポート
21:30 3月貿易収支（同CAD4億の黒字）
21:30 3月貿易収支（同＄470億の赤字）
10年物国債入札
25:15 アトランタ連銀総裁が講演
26:00 ミネアポリス連銀総裁が講演
27:00 月次財政収支（同＄410億の赤字）
╋╋　Tokyo Financial Market Summary　━━━━ ╋╋
　　　　　(10日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (15:40)
USDJPY =　80.80-82 ⇒　80.85-90 ⇒　80.80-85
EURJPY = 116.04-08 ⇒ 116.50-55 ⇒ 116.40-45
GBPJPY = 132.35-40 ⇒ 132.35-40 ⇒ 132.25-30
EURUSD = 1.4361-63 ⇒ 1.4405-10 ⇒ 1.4400-05
（一部修正）
◇ 人民元の基準値は1ドル＝6.4948元と最高値更新。
◇ 日経平均株価終値: 45.50△0.46％の9,864.26円。 TOPIX: 1.16△0.14％の857.62。

◇　◆　◇　◆　◇
[11日昼のBlog]　―― 「リバウンド相場」に翻弄するFX ――
ギリシャ不安も円高も一服! ・・・ リスク商品（株式・原油・金相場）などの上昇もあって、リスク選好から円もドルも軟調に推移したNY市場。 ドル円は米長期利回りが上昇で、朝方には81円台を回復。 きのうBlogで触れたように16日のユーロ圏財務相会合（ギリシャ向けの追加金融支援を協議）までは、ユーロ絡みでドル円もクロス円も “リバウンド” の連続相場になりそう!?　
・・・ （略） ・・・
ところで、00年9月以来の「協調介入」は結局、1日だけだったですネ!・・・日銀の「ドル買い／円売り」介入額は6,925億円也（3月18日・外国為替平衡操作の実施状況/財務省*）!　まあ、反転を目的にした介入でなかっただけに、こんなもんですかね!?
(*) http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/feio/quarter/2301_03.htm
・・・ （略）