協調介入は「結局1日」だけだった!


ギリシャ不安も円高も一服! ・・・ リスク商品(株式・原油・金相場)などの上昇もあって、リスク選好から円もドルも軟調に推移したNY市場。 ドル円は米長期利回りが上昇で、朝方には81円台を回復。 きのうBlogで触れたように16日のユーロ圏財務相会合(ギリシャ向けの追加金融支援を協議)までは、ユーロ絡みでドル円もクロス円も “リバウンド” の連続相場になりそう!? 
ちょっと不思議だったのは、Dow Jonesが 「『ギリシャは6月にも600億ユーロの追加支援を受ける』とのギリシャ政府高官の発言を伝え、債務再編に追い込まれる可能性が減る」(日経) とユーロの買い戻しが優勢だったけど、それを否定する発言も出て、憶測は “帳消し” になったと思ったんだけど…? “火の無い所に煙は立たない”で、「追加支援」報道の勝ち(?)
ところで、00年9月以来の「協調介入」は結局、1日だけだったですネ!・・・日銀の「ドル買い/円売り」介入額は6,925億円也(3月18日・外国為替平衡操作の実施状況/財務省*)! まあ、反転を目的にした介入でなかっただけに、こんなもんですかね!?
(*) http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/feio/quarter/2301_03.htm
ちなみに、CN 4月の経済指標は:
・消費者物価指数は前年比プラス5.3%(市場予想+5.2%)
・小売売上高は前年比プラス17.1%(同+17.6%)
・鉱工業生産は前年比プラス13.4%(同+14.6%)
・生産者物価指数は前年比プラス6.8%(同7.0%)
・・・ 金融引き締め効果で成長の鈍化が意識され、円を下支え!?
╋╋ Tokyo Financial Market Summary ━━━━ ╋╋
     (10日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (11:20)
USDJPY = 80.80-82 ⇒ 80.85-90 ⇒ 80.90-95
EURJPY = 116.04-08 ⇒ 116.50-55 ⇒ 116.50-55
GBPJPY = 132.35-40 ⇒ 132.35-40 ⇒ 132.45-50
EURUSD = 1.4361-63 ⇒ 1.4405-10 ⇒ 1.4400-05
(一部修正)
◇ 日経平均株価(11:00): 49.44△0.50%の9,868.20円。 TOPIX: 3.36△0.39%の859.82。

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◇ ダウ工業株30種平均終値: 75.68△0.60%(12,760.36)。 ナスダック: 28.64△1.01%(2,871.89)。 S&P500: 10.87△0.81%(1,357.16)。 FTSE百種総合株価: 76.20△1.28%(6,018.89)。
◇ NYMEX原油先物相場WTI期近06月物終値: 103.88ドル/バレルと続伸。 金COMEX06月物終値: 1516.9ドル/tozと続伸。


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