あすの介入実績と中国発「円高リスク」


きょうは 「ユーロの値動きに振り回され “脇役” に徹した円」(日経)も、あすも思わぬ結果で円高に(?!) っていうお話。
「市場では中国発の円高リスクを指摘する声も――。 きっかけは今日発表された4月の中国の貿易統計。 資源高を背景に、四半期ベースで7年ぶりとなる赤字に。 世界経済の不均衡を巡る “中国批判” は和らぐ可能性もあったが、4月の貿易黒字は市場予想を上回り、しかも間が悪いことにワシントンで “米中戦略・経済対話” が開かれているタイミング(9-10日)で判明。
人民元の切り上げ圧力を弱める狙いがあるのか、基準値はきょうも最高値更新。そんな演出も4月の貿易黒字で “水の泡” になりかねない ―― (ただ)人民元の切り上げ圧力が強まれば円にも上昇圧力が増す。(また)輸入額が増えたものの、市場予想を下回り、中国の 『輸入減速=内需鈍化』(中国景気減速懸念) の連想で、投資家がリスクをとりにくくなれば、円は買われやすくなる」(日経/一部抜粋)
・・・ そんな懸念がさらに高まりそうなのが、あすの CN 4月の消費者物価指数 / 小売売上高 / 生産者物価指数 / 鉱工業生産@11:00 などの指標発表! 円相場は中国発の経済指標と米中のバトルを受け、あすも乱高下するかもネ。 もちろん、JPY 外国為替平衡操作の実施状況(日次ベース1~3月)@08:50 も気になるとこ。
その前に、このあとすぐNY市場でのイベントにも注目:
@23:00 3月卸売在庫
@3年物国債入札
╋╋ Tokyo/NYK Forex Market ━━━━━━━━━━━━━━ ╋╋
     (09日17:00) ⇒ (06:00) ⇒ (17:00) ⇒ (22:20)
USDJPY = 80.64-65 ⇒ 80.35-40 ⇒ 80.80-82 ⇒ 80.55-60
EURJPY = 116.40-44 ⇒ 115.35-40 ⇒ 116.04-08 ⇒ 115.55-60
GBPJPY = 132.13-18 ⇒ 131.75-80 ⇒ 132.35-40 ⇒ 131.75-80
EURUSD = 1.4434-35 ⇒ 1.4365-70 ⇒ 1.4361-63 ⇒ 1.4340-45
(一部修正)

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◇ ◆ ◇ ◆ ◇
[10日夕のBlog] ―― 今日もギリシャ絡み報道が華やか! ――
欧州金融当局者のギリシャ絡み(*)の発言やギリシャ支援を巡って交錯した報道(*)もあって、ユーロは賑やかですネ(EURJPY=114.78~116.23, EURUSD=1.4271~1.4378)!
・・・ さらに、円絡みでは、トヨタが生産正常化前倒し報道や日銀が追加緩和かとの思惑もあって、午後から円相場(USDJPY=80.15~88)は軟調に推移。
(*) オーストリア国立銀行総裁が「国際社会はギリシャの深刻さを低く見積もってた」との発言でユーロ売り。
(*)来月にも新たなギリシャ支援との観測にユーロに買い戻しの動きも、それを否定する報道で上げ渋り。
・・・ 突発的でリークか推測っぽいニュースに小気味よく動くユーロ! ちょっと席を外しただけで大台が変わってるユーロ相場から、このあとの欧米市場でも目が離せませんね!
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
[10日昼のBlog] ―― 「ユーロ急落」っていうシナリオ! ――
(略)・・・
前日の欧州市場では、またまた格付け会社の突発的なアナウンス(*)でユーロ急落 ・・・ そして、先週一週間で27%急落してた「銀」、15%下落してた原油など商品相場の反発が投資家心理を支え、さらに先週末の反動もあってユーロは対ドルで買い戻し優勢で引けたNY市場。
潜在的にユーロに付きまとう「ギリシャのソブリンリスク」っていう材料も1年以上の長丁場となってるけど ・・・ 「ギリシャのユーロ離脱」説は現実味が乏しくても債務不履行の可能性は大(?) って仮説を立てたとき、足元、ECBによる利上げをネタに積み上がってるユーロ買いポジションも、この先 「欧州の財政・金融システム不安 vs ECBの利上げ観測」 のバランスが崩れたらユーロ急落っていうシナリオも想定したうえで、まずは目先、ユーロ圏財務相会合(16日)前後のユーロ動向には気を付けたいですネ! ・・・(略)

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