先週末の米5月雇用統計の結果を受けて、米景気停滞から金融緩和策の長期化観測に、あすからの外為市場でも『ドル』は軟調で推移しそうだけど ・・・ 今週は、実際にFRBは足元の景気情動向をどんな捉え方をしていて、この先の金融政策でどんなスケジュール感を描いてるのかキャッチするうえで、7日のバーナンキ議長講演と8日のベージュブックは注目ですネ!
『ユーロ』動向では、ひとまずメドが立ったギリシャ問題を受け、9日のECB理事会あとのトリシェECB総裁のお告げが流れを決しそう! ・・・ インフレ警戒感にどんな表現で言及するか?!　マーケットが 「次回こそ利上げだ」 って受け止めれば、ユーロドルは1.50へ突き進みそう!?
・・・ ただ、このシナリオのまえに、きょうのポルトガル総選挙の結果、同国で “混乱” がみられるようだと、新たな懸念浮上とユーロは売り戻しの憂き目にあうかも?
そして『円』 ・・・ 菅首相の退陣表明で、これまで長く続いた空中戦から「メド」をきっかけに地上戦に突入してしまった日本の政局。 でも、「そう遠くない時期」とか「夏をメド」 に下野するとの見方がこの週末に出て、“時期” さえ固まれば 「円の不安要素が一つ減った」 と、投機的なマネーが円に流入するかもネ!