本番はこのあと! 米国は借金が凄いだけじゃない?


オバマ大統領は 「債務上限の引き上げで議会指導者と合意 ―― デフォルトは回避する」 と高らかに米国民へ発表(*)したけど、マーケットはひとまず “ほっ!” ・・・ 日本株もアジア株も大幅反発し、午前の外為市場では先取りのドル買い/円売りが先行!
でも、「そうだった、まだ議会を通過してないし、格下げリスクが残ったまま」 と冷静に戻って、為替相場は午後には様子見モード入り(USDJPY=77.14~78.05)
「1日に上下両院で可決後、オバマ大統領が同法に署名し、直ちに債務上限引き上げに踏み切る」(日経) ようだけど ・・・ よくよく考えると、今回の “米債務上限問題” はまったくもって “余計” な茶番劇!
・・・ “財政赤字問題” はマーケットテーマとして再燃してたかもしれないけど、今回の 「デフォルトを回避できる・できない」 が政局になっていなかったら、きっと “米国の景気減速懸念” がマーケットの主役であったはず。 それが、いつの間にか “8月2日の期限” が浮上しちゃって、この騒動。
さて、米国の “借金問題” は、あともうちょっとで新規借り入れができるようになりそうだけど、それにしても不可解だったのは、ドルは対ユーロで売られ、対円では買われ、挙句に円は全面安になった朝方の為替相場(EURJPY=112.25, GBPJPY=128.53ワンタッチ) ・・・ リスク緩和から円が売られたようだけど、今週の盛りだくさんの経済指標を控え、「いいポジション調整の場になった」 って感じ!(b^ー°)
(*) 骨子
・債務上限引き上げで与野党指導者と合意。デフォルトを回避
・債務上限は少なくとも2.1兆ドルの引き上げが可能に
・まず1兆ドル、さらに1.5兆ドルの計2.5兆ドル規模の財政赤字を今後10年間で削減
・新設する超党派委で11月下旬までに追加財政赤字削減案をとりまとめ両院で議決
・議会が行動を怠れば強制的に厳しい歳出削減を行う仕組み(キャップ制)を導入
・大企業向け租税特別措置の見直しや医療保険の緩やかな制度改正も議論
(出所・日経夕刊)
╋╋ Tokyo/London Financial Market Summary ━━━━━━━━━ ╋╋
     (29日17:00) ⇒ (30日06:00) ⇒ (17:00) ⇒ (19:40)
USDJPY = 77.58-60 ⇒ 76.75-80 ⇒ 77.54-55 ⇒ 77.20-25
EURJPY = 110.78-82 ⇒ 110.45-50 ⇒ 111.57-61 ⇒ 111.50-55
GBPJPY = 126.45-50 ⇒ 126.05-10 ⇒ 127.45-50 ⇒ 126.95-00
EURUSD = 1.4279-81 ⇒ 1.4395-00 ⇒ 1.4388-89 ⇒ 1.4440-45
(一部修正)
◇ 日経平均株価終値: 131.98△1.34%の9,965.01円。 TOPIX: 10.33△1.23%の851.70。

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