政府・日銀が3月18日以来の 「円売り介入」 を実施し@10:00、日銀は金融政策決定会合で、「資産買入基金を（40兆円から）50兆円に増額」という追加の金融緩和を決定!
・・・ 「介入」しちゃったことだからしょうがないけど、その結果、米国の財政赤字が減るわけでもなし、欧州の債務問題が解決するわけでなく、さらに低調な欧米の経済指標が改善するわけじゃないだけに、わずか3週間前の水準（79円半ば）に戻しただけのドル円が、どんな形で再び 「ドル売り・円買い」 に向かうか?　楽しみ!
ちなみに、唯一のサプライズは、「金融政策決定会合が1日だけに短縮され、前倒しで結果発表されたこと」・「最高値更新までの時間稼ぎ」 っていう粋な市場関係者のコメントも!　『座布団1枚(^o^)／』
ところで、協調介入のあった3月18日の日経平均株価は＋244.08△2.72％（9,206.75）、単独介入だった2010年9月15日でも＋217.25△2.34％（9,516.56）。 それに対して、きょうは＋22.04△0.23％（9,659.18） ・・・ 「これ、どう読む!?」　株式市場は、円安を好感するよりも “一時的” と、先を読み切ってるんですかね?
++—–++ ドル円の節目 ++—–++
・85.78　円売り介入した2010年9月15日の安値
・85.53　4月6日に付けた年初来安値
・83.33　年初来高値から年初来安値の76.4％戻し（フィボナッチ）
・83.30　東日本大震災当日・3月11日の安値
・82.87　2010年9月15日の高値
・82.23　5月19日の安値
・82.00　G7が協調介入した3月18日の安値
・81.98　年初来高値から年初来安値の61.8％戻し（フィボナッチ）
・81.49　7月8日の安値
・80.89　年初来高値と年初来安値の半値
・80.26　75日移動平均
・79.79　年初来高値から年初来安値の38.2％戻し（フィボナッチ）
・79.75　1995年4月19日の高値
・79.69　6月8日の高値
・79.57　5月5日の高値
・78.83　3月18日の高値
・78.44　年初来高値から年初来安値の23.6％戻し（フィボナッチ）
・77.49　5日移動平均
・77.15　3月17日の高値＠東京市場
・76.98　＠東京市場での円の最高値（8月2日）
・76.29　8月1日の高値＠NY
・76.25　円の最高値（3月17日）
（参考・日経QUICK）
╋╋　Tokyo Financial Market Summary　━━━━━ ╋╋
　　　　　(03日17:00)　⇒ (06:00)　⇒ (16:40)
USDJPY =　77.17-19 ⇒　77.05-10 ⇒　79.70-75
EURJPY = 109.88-92 ⇒ 110.35-40 ⇒ 113.80-85
GBPJPY = 125.80-85 ⇒ 126.55-60 ⇒ 130.40-45
EURUSD = 1.4238-40 ⇒ 1.4320-25 ⇒ 1.4275-80
（一部修正）
◇ 日経平均株価終値: 22.04△0.23％の9,659.18円。 TOPIX: 0.39▼0.05％の826.36。

◇　◆　◇　◆　◇
[04日昼のBlog]　―― 当局に「裏情報」入電? 介入の舞台裏 ――
まったく意味不明なタイミング・水準で 「円売り介入」 を実施@10:00 しましたネ! ・・・ ず～っと77円ちょうどを挟んで推移してたドル円。 そこに 「単独介入」 して、わずかに78円後半まで円を急落させた意味が、どうしても解らない(+｡+)~~
このタイミングで考えられるのは、金融当局に “裏情報” が入ったのかも?!
（1）今夜のECB理事会に、ユーロ売りにブレる要因が飛び出す?
（2）米7月雇用統計の数字はよくない?
（3）米国債の格下げが近い?
（4）FRBは9日のFOMCで量的緩和（QE3）を実施する?
どっちでもいい5番目としては、現内閣でもう一度「やってみたかった」・ 「やる時はやるぞ」 って誇示をしたかった!?　そんな愚かな 「思いつき介入」 ではなかったとは思うけど┐(-_- )┌
何らかの “明確な背景”、そしてメッセージ性が、今回の市場介入水準にあったのですかね?!　昨日Blogしたように、今回のステージは “複数回” の介入がありそう! ・・・ 断続的に円売り介入してる雰囲気だけど、ちなみに、日銀はきょう開催の金融政策決定会合で、追加緩和策を発表するそうです（!?）