欧州発・嫌な流れ継続? バフェット氏は…


先週の 「ドイツ “札割れ” ショック」 の(2/3しか応募がなかった)背景を、日経ヴェリタスが解説してました:

◇(もともと)金融機関など入札参加者の応札義務は年間発行額の0.05%と、イタリアの3%などに比べ低い。
◇ユーロ圏各国は入札参加者に、数日後に入札と同じ価格で国債を買う権利が与えられる(インセンティブが働く)が、ドイツにはない。
◇札割れしてもドイツ中央銀行などが買い、あとに市場で売却するため資金調達に問題は発生しない。
◆資本強化のため欧州銀行が国債購入を圧縮してる。
◆“ユーロ共同債” のユーロ圏の足並みの乱れに市場が警鐘

・・・“札割れ” 自体はあまり深刻っぽくないようだけど、とはいっても 「オーストリアなどトリプルAのユーロ圏の国債に売りが広がった」など、嫌な流れですよね。 今後の欧州イベントに注目してみると:

・28日 イタリア・ベルギーの国債入札
・29日 ユーロ圏財務相会合(ギリシャへ第6次融資決定?), イタリア・ベルギーの国債入札
・30日 EU財務相会合(金融取引税「トービン税」を論議?)
・12月1日 スペインの国債入札, ドラギECB総裁が講演
・07日 ECBのドル供給オペ
・09日 ECB理事会
・19-30日 ギリシャ国債の大量償還
・来年2月 イタリアで500億ユーロ超の国債償還
(参考・日経ヴェリタス)

さらに “取らぬ狸の皮算用” じゃないけど、ユーロ圏離脱や分裂する可能性も意識する動きもあるようで、「どんな紙幣も6カ月以内に製造開始できる」(紙幣や金券の印刷で民間世界最大手)とアピールしてるとか! ・・・ それでも日経ヴェリタス一面の見出しは、『バフェット 日本買い宣言』 と心躍るものでした!


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