報道って、どこまで真実に迫っていて、どこまで憶測なんでしょうね? ・・・ 先週末にドイツ紙の 「FRBがIMFに資金拠出か」 で月曜日早朝にユーロ買いを演出させたけど、きょうは 「IMFを通じた欧州への融資はない」┐(-_- )┌
さらにまた、「イギリスにも格下げ観測」・「独連銀のIMFへの拠出は五里霧中」 っていう報道が、ユーロ売りを誘発!?　どうなってるんだろうね?! ・・・ でも、 10月製造業受注は前月比△5.2％（市場予想△1.0％）っていう数字にユーロは反発もしてるけど、週後半のイベントを控え、このあとは上値が重くなる展開かな┐(´.｀)┌
ところで最近、国際会議を前にした人民元高の兆候がなくて 「おかしいなあ?」 って不可解に思ってたら、「連日、人民元ストップ安で、5営業日連続で制限値幅の下限に!」（日経）・・・ 基準値を実勢レートから離れた元高水準に設定してたとか?! その理由に：
◇「中国から資本が流出してるというイメージ回避のため」
◇「米中首脳会談など外交日程が立て込み、元安批判をかわすため」
・・・ そうはいっても、先月末の30日には08年12月以来の預金準備率下げもしたし、来年早々にも再度引き下げ（?） っていう見方もあるし、人民元まで混沌としてきた!?
╋╋　Tokyo/London Forex Market　━━━━━━━━━ ╋╋
　　　　　(5日17:00)　⇒ (07:00)　⇒ (17:00)　⇒ (21:00)
USDJPY =　77.98-99 ⇒　77.80-85 ⇒　77.75-77 ⇒　77.70-75
EURJPY = 104.85-89 ⇒ 104.25-30 ⇒ 103.78-82 ⇒ 104.15-20
GBPJPY = 122.05-10 ⇒ 121.75-80 ⇒ 121.35-40 ⇒ 121.50-55
EURUSD = 1.3446-47 ⇒ 1.3400-05 ⇒ 1.3348-50 ⇒ 1.3400-05
（一部修正）

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[06日夕のBlog]　―― EU首脳たちにプレッシャーはあるか?! ――
それにしても、独仏首脳が前日に発表した 「来年3月までに財政規律を守らせるEU基本条約改正を目指す」 には、肩透かしを食らいましたネ!　その挙句、ご承知の通り、明け方にはS＆P(*)が 「ドイツやフランスなどユーロ圏の大半の国債の格付けを一斉に引き下げる方向で見直す」 と発表（NHK）
・・・ “Standard & Poor’s Ratings Services today placed its long-term sovereign ratings on 15 members of the European Economic and Monetary Union (EMU or eurozone) on CreditWatch with negative implications.”
(*) http://www.standardandpoors.com/ratings/articles/en/us/?articleType=
HTML&assetID=1245325249443
ユーログループ議長は格付け見通しに楽観的のようだけど、「EU首脳会議の結果も踏まえ、できるだけ早く見直しの結論を出したい」 っていうコメントが効いて、プレッシャーから何らかの具体策が出ればまだしも、このままだと “失望” でユーロ売りは年越えか!?
さて、RBAは0.25％利下げと市場予想通りにもかかわらず、さらなる追加緩和の示唆に資源国通貨は軟調! ・・・ そしてアジア株は全滅で、欧州株価もマイナス圏スタート!
今夜は BOC政策金利@23:00 の他に華やかなイベントがないだけに、このあとは株価と債券相場につられてこのまま「ドル買い・円買い」基調で推移するのかな!? ・・・ でも、当局者と要人の発言、さらには報道が “先導” する材料にはヤッパリ気をつけたいですネ!