「破綻確率」と「マネーの流入先」


『なるほどネ!』 っていう記事を目にしました! ・・・ 「ドイツでは3年物までの国債、スイスやオランダ、デンマーク、フィンランド、オーストリアの国債利回りもマイナス圏。 フランスの短期国債やEFSF発行の短期債も利回りはマイナスになる異常事態が、欧州で広がってる」(日経) んですって┐(-_- )┌
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きっかけは、「11日から民間銀行がECBに余剰資金を預けた際に付与する金利(預金ファシリティー金利)を0.25%からゼロに引き下げ」 たこと。
そのために、余剰資金が一部の信用力の高い国債へ流入。 でも、「マイナス金利の国債が買われるのはなぜか?

1)ユーロ圏への投資を義務付けられている年金資金が、リスクを避け、信用力のある国を選んでいる。
2)マイナス金利でも利益を確保できる手段がある ―― スワップ市場で、手元需要の高いドル資金があればユーロをマイナス金利で調達。 そうして手に入れたユーロ資金ならマイナス利回りの独国債に振り向けても金利収入はプラスになる。
3)ユーロ崩壊をにらんだ(「tail risk」テール・リスクへの備え)動き ―― ユーロが瓦解すれば、ドイツは新たに通貨マルクを採用し、フランスはフランを使うかもしれない。 不安を抱えるユーロに比べると価値が上昇。 単一通貨ユーロの時にそれらの国債を買っておけば、資産価値の向上が期待できる――。
(日経/一部抜粋)
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・・・ ちゃ~んとマネーが流れる理由の裏にはカラクリ(皮算用)がある、だからマネーは動かさないとダメだし、金融の世界って面白いんですよネ(^_-)☆
 
そして、“破綻確率”(5年以内に国債がデフォルトになる確率) なるものが、昨日20日発行の 「夕刊フジ」 に掲載されてました!
【破綻リスクが低いTOP 10】  【破綻リスクが高いTOP 10】
① 2.8% ノルウェー        ① 96.7% ギリシャ
② 4.2% 米国           ② 71.1% キプロス
③ 4.6% スイス          ③ 58.6% アルゼンチン
④ 5.1% スウェーデン       ④ 49.8% ポルトガル
⑤ 6.1% 英国           ⑤ 49.6% パキスタン
⑥ 6.4% オーストラリア      ⑥ 47.0% ベネズエラ
⑦ 6.4% 香港           ⑦ 45.1% ウクライナ
⑧ 6.7% フィンランド       ⑧ 38.6% アイルランド
⑨ 7.5% 日本           ⑨ 37.2% スペイン
⑩ 7.8% ニュージーランド     ⑩ 35.9% エジプト
(出所・CMA/夕刊フジ)

・・・ ちなみに、「民主党政権は 『日本の財政は危機的』 と煽って消費税増税に突っ走ってるが、投資家は逆に日本国債への安心感を強めてる」 ですって\(+×+)/


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