【1】 日経夕刊の 『ウォール街ラウンドアップ ―― 歴史は繰り返すか』 で、前日のNY株価大幅続落*を “Gray Friday”（灰色の金曜日） って表現してましたネ! ・・・ 「”Black Monday”（1987年10月19日） からちょうど25年、（その日）NYダウは前日比508ドル▼22.6％に沈み、下落率は現在も残る最悪記録」
(*) NYダウ＝205.43▼1.52％, ナスダック＝67.24▼2.19％, S＆P500＝24.15▼1.66％

「“ブラックマンデー”（1987年10月19日） からちょうど25年、（その日）NYダウは前日比508ドル▼22.6％に沈み、下落率は現在も残る最悪記録。
―― 大暴落の3つの原因は、▼国際政策協調のほころび（インフレを恐れた西ドイツは金融引き締めを強行）　▼金融派生商品を使った損失回避の取引（コンピューター売買が下げが下げを呼んだ）　▼税制（議会が企業買収を優遇する税控除の廃止を提案）」・・・ って、いまと似てるデジャヴ!?

【2】 朝刊には、 「日銀の『金融システムレポート』で、国内金利が一律1％上昇すると、3月末時点で大手銀行は3.7兆円、地銀は3兆円、信用金庫は1.6兆円の評価損発生と試算」 … 消費税が5％に引き上げられ、三洋証券や北海道拓殖銀行、山一證券が破綻した97年のFlashback・日本発の金融システム不安は、勘弁してほしいな┐(-_- )┌

【3】 そして、「スペインの支援申請、来月半ばか ―― 政権は、選挙結果（21日投開票の北部2州の議会選挙）を見極めて、11月12日のユーロ圏財務相会合で申請を予想。 市場は申請を織り込み済みで、申請が遅れれば（ユーロ相場は）荒れる?」

・・・ ちなみに、首都マドリードに次ぐ第2の都市・バルセロナがあるカタルーニャ州議選（11月25日）の結果は、ユーロにとってはもっと深刻に?　「GDPの20％を占め、独立機運が高まれば国家意識を揺さぶる事態に発展」 ですって!