「アベノミクス症候群」は長引く!


前日のNY市場では、弱い10-12月期GDP(14四半期ぶりのマイナス)や FRB(FOMC)の 「悪天候などで一時的に成長足踏み」 と前回からちょっぴり弱めの景気判断に、株価は反落、為替相場は指標の数字に振れが見られながらも、あすの米1月雇用統計へ向けた調整モードへ移行。

そして、きょうで1月相場が終わった東京市場では、株価続伸、やや 「円買い」 優勢で推移! ・・・ それにしても、アベノミクス症候群は長引いてますネ! メカニズム的には円相場に何の処置も行ってないように見えて、まさに “病は気から” と、株価はあれよあれよという間に11,100円台、ドル円は昨年11月14日の “大胆な金融緩和提唱” をきっかけに70円台から一気に91円台乗っけ!

     11/14TKY ⇒ 12/31NYK ⇒ 1/2NYK ⇒ 1/31TKY
USDJPY:  79.90-91 ⇒ 86.70-80 ⇒ 87.30-35 ⇒ 90.91-92
EURJPY:  101.72-76 ⇒ 114.40-50 ⇒ 115.15-20 ⇒ 123.19-23
GBPJPY:  126.95-00 ⇒ 140.80-85 ⇒ 141.95-00 ⇒ 143.85-90
EURUSD: 1.2731-32 ⇒ 1.3190-95 ⇒ 1.3185-90 ⇒ 1.3551-52
NYダウ:  12,570.95 ⇒ 13,104.14 ⇒ 13,412.55 ⇒ 13,910.42(30日)
日経平均:  8,664.73 ⇒ 10,395.18 ⇒ 10,688.11 ⇒ 11,138.66
             (28日)   (4日)

“発言だけ” で 「株安・円高」 から 「株高・円安」 にトレンド転換させた安倍首相は、“円相場執刀” の名医なのか?  でもたぶん、今回の術後は、デフレ克服・円安基調に 「これで満足」 って患者からいわれるまで、あと数回は再手術を施すんでしょうね!?

ただ、来年の消費増税絡みや国債の信認低下、外部からチャチャ(円安誘導への批判や米国の連邦債務上限引き上げ問題)が入って、アベノミクスは “基礎研究” で終わってしまう可能性も!? ・・・ ドクター・アベは、“スーパードクター” と評価されるまでになるか!? それは2月以降のマーケット次第ですネ!

さて、前夜祭(米1月雇用統計)の欧米市場では円売り先行だけど、指標の数字や月末要因のロンドンフィキシング@25:00 にWatch out!
DUT 22:00 1月消費者物価指数(市場予想・前月比▼0.4%)
US 22:30 12月個人所得(同・前月比△0.8%)・支出(同・前月比△0.3%)/新規失業保険申請件数失業保険申請件数(同35万件)
US 23:45 1月シカゴ購買部協会景気指数(同50.5)

╋╋ Current Tokyo/London Financial Market ━━━━━━━━━━━ ╋╋
      (30日17:00) ⇒ (07:00) ⇒ (17:00) ⇒ (20:01)
◇USDJPY = 91.04-06 ⇒ 91.05-10 ⇒ 90.91-92 ⇒ 91.00-05
◇EURJPY = 123.02-06 ⇒ 123.55-60 ⇒ 123.19-23 ⇒ 123.35-40
◇GBPJPY = 143.50-55 ⇒ 143.90-95 ⇒ 143.85-90 ⇒ 143.70-75
◇EURUSD = 1.3512-14 ⇒ 1.3565-70 ⇒ 1.3551-52 ⇒ 1.3550-55

◇日経平均株価終値: 24.71△0.22%(11,138.66), 10年4月27日以来の高値, 月間ベースでは2009年3-8月に並ぶ6カ月連続の上昇(前月比743円48銭△7.2%)。 TOPIX: 5.58△0.60%(940.25), 昨年来高値更新。


バナーワイド

TOPへ