今年の「円高」アノマリーはハズレ!?


“Sell in May and go away”(5月に売り逃げろ) っていう格言には、米国で需給面での裏付けが! ・・・ そんな記事が日経ヴェリタスに掲載されてました。

―― 「(1)毎年20兆~30兆円規模の個人への税金の還付が2月~5月頃まで続き、株式市場にもマネーが流入しやすい。逆に還付一巡で需給が悪化する前に売っておこうという投資家が増える。

(2)ヘッジファンドの多くが5月の中間決算をにらみ、積み上げた投資残高をいったん手じまうタイミングも重なる」

・・・なるほどネ! って感じだけど、はたして今年も? NY株価は過去最高値を更新してるし、頃合い的には売られるタイミングかもしれないけど、さて 「日本株は?」

今週、日本では 「トヨタ(8日)、スズキ・ソニー(9日)、日産自・パナソニック・クボタ(10日)」 といった円安の恩恵を受ける大所の3月期決算発表が! ・・・ 「“良くて当たり前” ―― 14年3月期の利益水準の見通しが弱ければ売り」 っていう見方もあるだけに、利益確定のステージになっちゃうかも!?

でも、そこで再登場しそうなのが、輸出企業の救世主・“黒田・日銀” ・・・ 「ETFの購入拡大で、日銀マネーの流入が日本株を下支え」

さらに、「8月下旬のカンザスシティー連銀経済シンポジウム@ジャクソンホールに、あえて欠席するバーナンキFRB議長の “9月の緩和転換へ地ならし”」 っていう思惑先行で、ドル円の上昇トレンド・キープっていう見方もあるし、日本株と円がらみの相場では、今年の格言・アノマリー(anomaly)は “ハズレ” るかも(*’-^)☆


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