米1月雇用統計の「早割シナリオ!」


アルゼンチン・ペソの急落をきっかけに、南アフリカ、インド、トルコ各国中銀が相次ぎ通貨防衛へ利上げに踏み切った先週までの2週間を、時系列で並べると・・・

・20日 パリクラブ(主要債権国会議)でアルゼンチン経財相が債務返済に消極的姿勢
・22日 アルゼンチン大統領がテレビ演説で、財政再建に「言及なし」
・23日 アルゼンチン中央銀行が前日にドル売り介入しなかったことが判明!
    「通貨安容認か?」・「外貨準備減少でペソ防衛放棄?」 とペソが対ドルで▼12%
・28日 トルコ中銀が緊急利上げ(翌日物貸出金利12%△425bp, 1週間物レポ金利10%△550bp)
    インド準備銀行が利上げ(Repo Rate8%△25bp)
・29日 南アフリカ準備銀行が6年ぶりに利上げ(Repo Rate5.5%△50bp)
・29日 FOMCは新興国問題に触れることなく、全会一致で量的緩和縮小を決定

・・・ これに関連して、4日に行われるドイツ首相とトルコ首相の首脳会談はもちろんのこと、「イエレン新FRB議長が国際舞台に初登場する22-23日のG20財務相・中央銀行総裁会議@Sydneyで、新興国が議長を突き上げる」(日経ヴェリタス) っていう見方もあるなか、次回3月18-19日のFOMC+議長記者会見で “縮小凍結” するか注目ですネ♪

先読み!】 さて、今週末の米1月雇用統計は 「非農業部門雇用者数△18~18.5万人、失業率は横ばいの6.7%」 っていうのが大方の早割予想だけど ・・・ 7日開幕のソチ冬季五輪(~23日)での日本メダル獲得数の予想同様に、市場関係者でも雇用者数変化の読みは難解のようですよ┐(´.`)┌

雇用情勢を巡っては、先のFOMCあとのFRB声明で 『全体的には一段と改善した』 っていう認識を示したけど、「失業保険受給者数で増加傾向が見られたり、雇用を示す経済指標からは指数低下がみられる」(日経ヴェリタス)

・・・ ってことで、今回も市場予想と乖離した数字が飛び出すかも?!  本番の先行指標となる 「1月ADP全米雇用リポート(5日)」 や 「1月ISM製造業景況指数(3日)・1月ISM非製造業景況感指数(5日)」、「新規失業保険申請件数(6日)」 にもWatch out(б。б)☆゛


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