前夜のECBの決定に、「『信用緩和』 に重点を置いた金融政策 ―― 預金ファシリティー金利（実質的な市中金利の下限）を 『マイナス0.1％』（▼0.1％）に、さらに、マイナス金利を当座預金の超過準備にも適用したことで、今後の量的金融緩和の導入は遠のいた ―― ドラギ総裁が記者会見で1度も『量的緩和』を表す『Quantitative easing』について言及しなかった」 って日経は解説。

追加緩和も示唆したドラギ・ECBの市場評価はまあまあで、欧州株もユーロも上昇した前夜だったけど ・・・ さ～て、今週のフィナーレを飾る一大イベント・今夜の米雇用統計からはどんな数字が飛び出すか♪

5月雇用統計　　　　　　　 市場予想　　　　 　　 （前回の結果）：
・非農業部門雇用者数　＝　前月比△21.5万人　　　 　（△28.8万人）
・失業率　　　　　　　＝　6.4％　　　　　　　　　　（6.3％）
・民間部門雇用者数変化＝　前月比△21.0万人　　　　 （△27.3万人）

【データ1】（市場予想 ⇒ 結果）
○05月ADP全米雇用リポート：　△21.0万人 ⇒ △17.9万人
○04月ADP全米雇用リポート：　△21.0万人 ⇒ △22.0万人
○03月ADP全米雇用リポート：　△19.5万人 ⇒ △19.1万人
○02月ADP全米雇用リポート：　△15.5万人 ⇒ △13.9万人
○01月ADP全米雇用リポート：　△18.5万人 ⇒ △17.5万人
○12月ADP全米雇用リポート：　△20.0万人 ⇒ △23.8万人
【データ2】
○05月発表直前の新規失業保険申請件数： 31.0万件 ⇒ 31.2万件
○04月発表直前の新規失業保険申請件数： 32.0万件 ⇒ 34.4万件
○03月発表直前の新規失業保険申請件数： 31.9万件 ⇒ 32.6万件
○02月発表直前の新規失業保険申請件数： 33.6万件 ⇒ 32.3万件
○01月発表直前の新規失業保険申請件数： 33.5万件 ⇒ 33.1万件
○12月発表直前の新規失業保険申請件数： 33.5万件 ⇒ 33.0万件

・・・ “傾向と対策” 的には、意外と市場予想よりいい数字が出るかもネ!?　いずれにしても、今夜の数字が6月の為替トレンドを作り上げるのかな(^_-)☆　 ちなみに、きょうの東京市場では、週末要因もあってか、日本株はパッとせず、早くも前日の余韻は醒めたのか? ユーロには反動の売りっ気!

◇日経平均株価終値: 2.13▼0.01％(15,077.24). TOPIX: 1.82△0.15％(1,234.57). JPX400: 8.51△0.08％(11,246.40).