すっかり忘れてたけど、元日の毎日新聞「2015年の主な予定」を見直してたら、今年はあの “プラザ合意” から『30年』の記念すべき年だった! ・・・ 当時からいまのドル円水準を見つめ直すと、どこかしら米国の “恩返し” が見えてきたp(^^)q

時は1985年9月22日 ・・・ G5蔵相（日・米・西独・英・仏／ちなみに日本からは竹下大蔵大臣、そして米国はベイカー財務長官が出席）がNYCの “Plaza Hotel” で密会し、ドル高是正のために協調して電撃的市場介入!

竹下氏の 「190円でもかまわない」 発言もあって、結果、ドル円は翌日には 「235円アラウンドから一気に215円台」 へ急落! ・・・ これでわたしのLA生活がさらに3年延長された! っていうGood Newsでもあったワケv(^o^)v　 だから、いまでも私は “yours派” なんだけどネ♪

当時の米国は、石油危機の影響でスタグフレーション（stagflation）と「双子の赤字」 に悩まされてて、その打開策の一環としてG5が協調介入し、同年11月にはドル円＝199.80を付け、86年には152.55（8月）、そして87年には120円台（121.85／12月31日）へ突入したってわけ!

・・・ “合意” のおかげで日本は、『円高不況 ⇒ バブル到来 ⇒ バブル崩壊 ⇒ 失われた20年』 へと快爛漫から負のスパイラルに巻き込まれちゃったんだよね(>_<)

あれから28年後の2012年11月14日、野田首相の "解散表明" を起点に、アベノミクス音頭に乗って、それまで70円台後半で推移してたドル円に転機が訪れ、劇的な上昇で120円台へ、8,000円台半ばで停滞してた日経平均は17,000円台にまで回復したんですよネo(^-^)o

また、ドル円の85年「年間レンジ」は驚異の「63円85銭」、86年は「50円75銭」、87年でも「37円35銭」・・・ 10年後の95年は「24円95銭」、20年後の05年は「19円73銭」と、いずれもその前後の年よりズバ抜けて広い(〇ο〇)　 ちなみに、昨年14年のレンジは? っていうと「21円10銭」でしたネ!

さらに、87年から91年までの5年間は「120円台」がサポートされてたことから、案外、30年たって120円台で推移するいまのドル円は、米国にとってプラザ合意への恩返し的に許容できる水準であって、米国にも居心地のいい水準なのかもよ!? ・・・ そんな「30年」っていう節目の年に、円が荒れないわけがない! って気がしてきた(^_-)☆

◇日経平均株価(11:30): 455.48▼2.62％(16,953.23). TOPIX: 33.10▼2.36％(1,367.99). JPX400: 307.60▼2.42％(12,389.99).