50%の確率「130円⇔100円割れ」!


ギリシャのユーロ圏離脱観測やECBによる追加緩和観測の再燃、そして原油安をテーマに繰り広げられる「ドル高・株安」劇は、きょうの欧州市場でもフィナーレを迎えそうにないですね┐(-_- )┌ ・・・ そんなわけで、このあとのNY市場で円は、どんな米figureの数字に踊らされるか? 注目(*’-^)☆

US 23:45 12月非製造業PMI(市場予想 53.7)
US 24:00 12月ISM非製造業総合指数(同 58.0)/11月製造業受注指数(同・前月比▼0.5%)

・・・ ってことで、毎年恒例の『バイロン・ウィーン氏(ブラックストーン・アドバイザリー・パートナーズ副会長)の 「びっくり10大予想」』(日経) が公表されたので、50%の確率で発生するっていわれるそのシナリオで気分転換♪

(1)FRBが夏前に利上げ … 利上げの誤りが露呈する?
(2)サイバーテロ … 口座残高など確認するべく5営業日の取引停止を各機関に命令?
(3)米株の上昇持続 … S&P500は15%上昇?
(4)ECBによる緩和強化 … それでも欧州は深刻なリセッションに陥る?
(5)日本株は横ばい … 景気後退は15年末まで続く?
(6)中国経済の成長鈍る … 雇用の創出不足に抗議活動も?
(7)イラン動かす原油安 … 核開発の停止?
(8)ロシアはプーチン大統領辞任 … 原油安に国内で支持率急落?
(9)高利回り債は買いの好機 … 高利回りのハイイールド債が高いパフォーマンス示す?
(10)動き出す共和党 … ブッシュ弟が大統領候補に?

・ブラジルが復調 … 社会主義的な志向を改め、新興市場で再び人気を取り戻す?
・ヒラリー氏が出馬見送り(50%以上の確信はない) … 負けたくはないため?

そんな「的中率よりも視点の斬新さ」で注目されてる予想の結果は、いまから1年後に判明! ・・・ ちなみに、14年版には 「◇対円、対ユーロでドル高が進む、1ドル=120円に ◇日経平均は年前半に1万8000円まで上昇、そのあと年後半に20%下落 ◇S&P500は年間で20%上昇」 ってのがありましたよネ\(+×+)/

―∞○∞―……― Current Tokyo/London Financial Market ―……―∞○∞―
5日 17:00 ⇒ 6日 07:00 ⇒ 17:00 ⇒  19:02
USDJPY 120.38-39 119.60-65 119.18-19  118.85-87
EURJPY 143.91-95 142.70-75 142.32-36  141.50-55
GBPJPY 184.05-10 182.45-50 181.47-51  180.55-60
EURUSD 1.1954-56 1.1932-37 1.1941-43  1.9008-11
 

●日経平均株価終値: 525.52▼3.02%(16,883.19), 12月17日以来の1万7000円割れ, 2月4日(▼610.66)以来の下げ幅. TOPIX: 39.95▼2.85%(1,361.14), 12月17日以来の安値. JPX400: 369.79▼2.91%(12,327.80), 12月17日以来の安値.
●東証1部売買代金: 2兆5258億円と12月24日以来の2兆円超.

 

そして、わたし的にはこの1年のドル円はレンジ的にも「100円割れ ⇔ 130円乗せ」と50%の確率よりもっと大胆な予感がするんだけど ・・・ さてもう一つ、昼のblog 『円、「荒れないわけがない!」』 がメチャ好評だったので、一部編集のうえ再掲載♪

―― すっかり忘れてたけど、今年はあの “プラザ合意” から 『30年』 の記念すべき年だった! ・・・ 当時からいまのドル円水準を見つめ直すと、どこかしら米国の “恩返し” が見えてきたp(^^)q

時は1985年9月22日 ・・・ G5蔵相(日・米・西独・英・仏/ちなみに日本からは竹下大蔵大臣、そして米国はベイカー財務長官が出席)がNYCの “Plaza Hotel” で密会し、ドル高是正のために協調して電撃的市場介入!

竹下氏の 「190円でもかまわない」 発言もあって、結果、ドル円は翌日には 「235円アラウンドから一気に215円台」 へ急落! ・・・ これでわたしのLA生活がさらに3年延長された! っていうGood Newsでもあったワケv(^o^)v  だから、いまでも私は “yours派” なんだけどネ♪

当時の米国は、石油危機の影響でスタグフレーション(stagflation)と「双子の赤字」 に悩まされてて、その打開策の一環としてG5が協調介入し、ドル円は:
○同年11月 「199.80」
○86年08月 「152.55」
○87年12月 「121.85」 へと120円台突入!

・・・ “合意” のおかげで日本は、『円高不況 ⇒ バブル到来 ⇒ バブル崩壊 ⇒ 失われた20年』 へと快爛漫から負のスパイラルに巻き込まれちゃったんだよね(>_<)

あれから28年後の2012年11月14日、野田首相の "解散表明" を起点に、アベノミクス音頭に乗って、それまで70円台後半で推移してたドル円に転機が訪れ、120円台へ劇的に上昇、8,000円台半ばで停滞してた日経平均も17,000円台にまで回復o(^-^)o

また、ドル円の「年間レンジ」は
○85年には、驚異の 「63円85銭」
○86年は 「50円75銭」
○87年は 「37円35銭」
・・・
○10年後の95年は 「24円95銭」
○20年後の05年は 「19円73銭」
・・・ いずれもその前後の年よりもズバ抜けて広~い変動幅(〇ο〇)  ちなみに、昨年14年は? っていうと 「21円10銭」 でしたネ!

さらに、87年~91年の5年間は 「120円台」 がサポートされてたことから、案外、30年過ぎて再び120円台で推移するいまのドル円は、米国にとってプラザ合意への恩返し的に許容できる水準であって、米国にも居心地のいい水準なのかもよ!? ・・・ そんな『30年』っていう節目の年に、円が荒れないわけがない(^_-)☆


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