ドル高是正で「市場がおかしい!」の珍説


先週末14日、”拍子抜け” とも受け止められた米財務省発表の「為替報告書」で、円も人民元も為替操作国の通貨っていう指定を免れましたネ♪ でも・・・

「(円相場は秩序的としながらも) “円が過大評価されている証拠はない”(円に上昇の余地あり)/ “円の実効為替レートは過去20年間の平均よりも20%低い” と円安を牽制したともとれる内容が明記された」(日経/一部抜粋)

また、トランプ大統領は「U.S. dollar “is getting too strong”」(WSJ/12日)と発言、トランプ政権は現状のドル水準にも満足してない様子がありあり。

そんなタイミングで今週末に開催のG20財務相・中央銀行総裁会議では、”為替政策” もテーマになるようだけど ・・・ 地政学リスクによって円高に振れてる足元の為替相場に、米当局はどんな突っ込みをしてくるか、注目ですネ(〇ο〇)

ちなみに、(1)為替報告書で登場の “misalignment“(アンバランス/ズレ)っていう概念が、米国で使い始められてるとか ・・・「市場が決める為替相場が中長期的に望ましい水準から乖離していることを指す――。

中国は過度な人民元安を抑えるための “ドル売り” に徹し、日本は5年以上にわたって為替介入を実施しないのにドル高是正されないのは、つまり “市場がおかしい” っていう考え方」(日経)だそうです! ・・・ そんなこともG20で話題にされるんでしょうかね┐(-_- )┌

(2)「トランプ大統領、中国は為替操作の “グランド・チャンピオン”」(REUTERS/2月23日)と指摘してた中国には、「北朝鮮政策での協調も視野に、中国に配慮で為替操作国への認定見送り」・・・ うがった見方をするなら、地政学的リスクはドル高是正に勝る?

オマケ ・・・「14日、『席譲る乗客に最大百万円 デルタ、定員超過で補償』―― ライバルであるユナイテッド航空との対応の違いをアピールする狙い」(日経*)・・・ 9日に起きたオーバーブッキングを理由にユナイテッド機内から引きずり出される乗客の映像はショッキングなものでしたね(>_<)

・・・ オーバーブッキングがどのくらいの頻度で発生してるのかは知らないけど、でも、この保証金額なら一便遅らせたり、ほかの航空会社へ乗り換える乗客が殺到するかも!?
* http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM15H16_V10C17A4000000/


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