有事の108円、違和感解消しました!


日経電子版・16日、清水功哉氏が『「有事の円買い」なぜ 背景に日本の弱さも』で、日本周辺で緊張が高まってるのに円独歩高、ドル円は108台に進行(侵攻)の不思議を、スッキリ「3つの理由プラス2」で解明してくださってました(^o^)/ その概要は・・・

(1)長年のデフレで通貨・円に購買力が下がりにくいイメージがある ―― 不安な時は購買力が下がりにくい通貨に安心感。

(2)市場安定時(リスクオン)には、低金利で借りた円で高金利通貨を買う取引が増加 ―― 混乱時(リスクオフ)には、円を買い戻す取引の拡大で円高に。

(3)日本は世界最大の対外純資産を持ち、混乱時には外貨建て資産を売って円を手元に置いた方が安心できる ―― もちろん、実際には巨額の海外資産の引き揚げがすぐに進むことはないでしょうけど、ただそうした思惑が広がるだけで為替相場が動く。

ただし、[1](万一、米朝衝突が日本国土に飛び火したら、国内投資家)日本人は海外の資産を自国に引き揚げるのか? むしろ逆の動きをするのではないか。そんな疑問があるのは確か。

[2]不安に駆られ、円相場を押し上げ、さらに株安圧力が加わる2重のショック ―― 円が「安全」である裏側には日本経済の「弱さ」もあり、円が「安全」である結果、日本経済が打撃を被ることもある、実に皮肉な図式。
(日経/一部抜粋)

・・・ これまでイマイチ解せなかった、米朝間の緊迫化するチキンレースは日本・円のリスクっていうなか、足元、マザー・マーケットである東京市場でも円高が進行する違和感は、わたし的には(1)(3)+[1]で納得(^_-) 解説、ありがとうございました♪


バナーワイド

TOPへ