【シナリオ(3)】
大型の熱帯暴風雨「アイザック」のフロリダ州接近で、米共和党大会@タンパ の主要な予定は28日以降に延期されたけど、米国債の格下げリスクも迫ってきてるようです?!
【政治ショー・米大統領選のスケジュール】
8月27日 共和党大会が開幕(~30日)
31日 バーナンキFRB議長が講演
9月3日 民主党大会が開幕(~6日)
12日 FOMC(~13日)
月内 13年3月末までの暫定予算成立?
10月3日 大統領候補者の討論会(+16・22日)
23日 FOMC(~24日)
11月6日 大統領選(下院選+上院の一部改選)
12月11日 FOMC(~12日)
年末 「ブッシュ減税」などの時限措置の期限到来。減税措置の暫定的延長?
連邦政府債務上限引き上げ問題が再燃?
(現在の債務上限は16兆4000億ドルで、12年末には16兆ドル突破)
[2013年]
1月21日 新大統領の就任式
年明け 強制的な歳出削減が始まり消費低迷?
(出所/日経)
◆下院選(定数435議席)は、共和党が過半数を握ることがほぼ確実
◆上院33議席が改選 ―― 現勢力は「民主53vs共和47」、このうち改選は民主23・共和10
●オバマ氏= 高額所得者への増税に積極的
●ロムニー氏= ブッシュ減税の延長・所得・法人税率の引き下げ、社会保障関連の支出削減などを主張。金融規制の強化や医療保険制度に否定的。副大統領候補で下院予算委員長・ライアン氏は「財政タカ派」
(日経/一部抜粋)
・・・ 現状分析でオバマ大統領が一歩リードのようだけど、上院で民主・共和どちらが過半数を握るのかは微妙で、大統領と上院の “ねじれ” に警戒感浮上ですって!
永田町政治の混迷に日本は閉塞感で覆われても 「円相場は堅調」 に推移するけど、ワシントンの混乱は昨夏を再現する 「長期債務格付けの引き下げ ⇒ ドル売り・円買い」 を導き出しそう!?
╋╋ Europe/NY Current Forex Market ━━━━━━━━━━━━━━ ╋╋
(24日17:00) ⇒ (25日06:00) ⇒ (17:00) ⇒ (21:23)
・USDJPY = 78.68-70 ⇒ 78.65-70 ⇒ 78.66-67 ⇒ 78.70-75
・EURJPY = 98.61-65 ⇒ 98.40-45 ⇒ 98.44-48 ⇒ 98.60-65
・GBPJPY = 124.65-70 ⇒ 124.35-40 ⇒ 124.40-45 ⇒ 124.50-55
・EURUSD = 1.2533-35 ⇒ 1.2510-15 ⇒ 1.2515-16 ⇒ 1.2525-30
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
[27日昼のBlog] ―― ドル円は81円へ駆け上がる(1) ――
【シナリオ(1)】
『危機後の金融政策』 と題して講演するバーナンキFRB議長と、国債購入の再開に言及するかもしれないドラギECB総裁の “ダブル・キャスト” で注目されるのが、カンザスシティー連銀が主催する経済シンポジウム@ワイオミング州ジャクソンホール!
31日@23:00 バーナンキFRB議長が講演 @ジャクソンホール
01日@25:25 ドラギECB総裁が講演 @ジャクソンホール
・・・ 「年末にはブッシュ減税の期限切れ、2013年初めからは自動的に歳出削減策が始まるし、ましてや9月7日の8月雇用統計を前に踏み込んだ発言は控えたい」 って、もしもバーナンキ議長が追加金融緩和の具体策を示さなかったら、どうしよう?
もしも、ドラギECB総裁からも積極的な 「南欧国債の購入」 発言が聞かれず、9月6日のECB理事会までオワズケになかったら、どうしよう? ・・・ そんな思惑交錯と持ち高調整に、今週もまたニュースヘッドライン先導型でマーケットは方向感なく動くんでしょうネ!
そして ・・・ 足元では、期待報道に刺激され、ジワジワ調整しながらユーロは上昇基調で推移してきただけに、「もしも」 が現実になったら、卓袱台をひっくり返すようにユーロ落下は免れないかも。 ドル全面高の展開に、ドル円も81円台へ駆け上がるかも?!
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[27日夕のBlog] ―― ドラギ発言でユーロ円3桁回復(2) ――
【シナリオ(2)】
@ワイオミング州ジャクソンホール でのバーナンキFRB議長講演 ・・・ もしも31日に、期待報道で告げられてきたような 「追加緩和」 を示唆すれば、まずは一定の評価と好感触をマーケットから獲得! 株式市場へはマネーが流入し、日米の金利差縮小を意識した円買いも先行するんでしょう!?
もしも1日に、ドラギECB総裁が9月6日のECB理事会を待たずに 「南欧諸国の国債購入再開」 を予告すれば、ユーロ急騰! ・・・ ドル売り・円売りの流れで、ユーロ円は “3桁のレート” 回復がありそう!? さらに、ちょっと過激に “マイナス金利” も検討な~んていうオマケでも付いたら、超~インパクトあるユーロ相場が展開されるでしょうネ!
・・・ でも実際には、ふたを開けてみたらこのシナリオはボツにされちゃって、むしろECBもFRBもこのイベントを通してマーケット反応を窺ったうえで、“本番” は次回ECB理事会とFOMC(12-13日)のステージで! ってことになりそうな予感。