万一の追加緩和を想定したポジションで臨んでた筋の緊張感の糸が、あっけないBOEとECBの金融政策の現状維持決定で、ブチ切れした感じの前日の為替相場でしたネ! ・・・ そしてきょうの東京市場でもその流れから円は軟調に推移、一時95.61タッチ＠LDN市場、日経平均株価はリーマン・ショック前の水準を回復♪
さ～て、いよいよ今週の〆・米雇用統計の宴がまもなく開演＠22:30!
2月雇用統計　　　　　　　 市場予想　　　　　　（前回の結果）：
・非農業部門雇用者数　＝　前月比＋16.0~16.5万人 （△15.7万人）
・失業率　　　　　　　＝　7.8％~7.9％　　　　　　（7.9％）
・民間部門雇用者数変化＝　前月比＋17.0万人　　　 （△16.6万人）
・製造業雇用者数変化　＝　前月比＋0.9万人　　　　（△0.4万人）
・・・ 焦点は何といっても、量的金融緩和策（QE）の “休止観測” が浮上するかどうか!　非農業部門雇用者数の増加ペースが継続されてるようだと、マーケットは早期のQE打ち切りの可能性を意識して、米長期利回りは上昇、ドル円は96円台へ!?　ただ、そのあとは、連日で過去最高値更新のNYダウに利益確定の動きが出て、円は買い戻されるかも!?
一方で、市場予想よりも弱い数字が出ちゃったり、雇用回復ペースは足踏みと意識されたら、これまで堅調に推移してきたドルに調整色が高まって、ドル急落!　 さらに、追加緩和の思惑がくすぶり続けるユーロやポンドも売られ、一時的に円は全面高に♪
・・・ でも、いずれのヴェクトルを向いても、週末ってことでフェードアウトしてく為替相場かな?!　そして来週からのNY市場はBeginning Daylight Saving Time!
【追記】 1月鉱工業生産＝前月比±0.0％・前年比▼1.3％（市場予想・△0.4％・▼1.2％）
・・・
20:00　ECB「LTRO返済予定額」発表
22:30　2月雇用統計（同･新規雇用者数△8千人／失業率7.1％）
22:30　2月雇用統計（同・非農業部門雇用者数△16.5万人）
24:00　1月卸売在庫（同･前月比△0.3％）
╋╋　Current Tokyo/London Financial Market　━━━━━━━━━━ ╋╋
　　　　　 (07日17:00)　⇒　(07:00)　⇒　(17:00)　⇒　(19:20)
◇USDJPY =　93.96-97 ⇒　94.80-85 ⇒　95.40-41 ⇒　95.45-50
◇EURJPY = 121.73-77 ⇒ 124.25-30 ⇒ 124.85-89 ⇒ 125.05-10
◇GBPJPY = 140.75-80 ⇒ 142.35-40 ⇒ 143.00-05 ⇒ 143.55-60
◇EURUSD = 1.2995-96 ⇒ 1.3105-10 ⇒ 1.3087-88 ⇒ 1.3095-00
◇日経平均株価終値: 315.54△2.64％(12,283.62), 08年9月10日以来の高値, 東証1部の売買代金は3兆9377億円と08年6月13日以来の多さ。 TOPIX: 16.15△1.61％(1,020.50), 08年10月3日以来の高値。
（一部修正）

＜ドル円の節目＞
・112.10　　08年の安値（1月2日）
・110.67　　08年8月15日（リーマン・ショック直前）
・101.45　　09年4月6日（リーマン・ショック後の高値）
・100.43　　09年4月14日（直近の100円台）
・ 99.60　　09年5月8日（直近の99円台）
・ 98.58　　09年6月15日（直近の98円台）
・ 97.17　　09年8月11日（直近の97円台）
・ 96.50　　09年8月13日（直近の96円台）
・ 95.45　　きょうの東京市場
・ 95.30　　09年8月18日
・ 95.10　　前日のNY市場
・ 94.99　　10年5月4日（ギリシャ・ショック直前）
・ 78.90　　大企業・製造業の2012年度通期の想定レート（12月短観）
・ 76.03　　昨年の最安値（12年2月1日）
（参照･日経）