正念場


信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の焦げ付き問題や原油高に翻弄される金融市場。関東甲信地方などで梅雨明けした1日、日経平均は年初来高値の18,261円98銭(7/9)から16,870円98銭、NYKダウも過去最高値14021.95ドル(7/17)が13,362.37まで大幅下落・・・残暑お見舞いもエアコンの効きすぎで寒々するような株式市況。
外国為替市場もつい1週間ほど前までは連日の円安更新も、この一週間でガラッと様相が一転、円はTKYとNYKの終値ベースで比較して見ても 1ドル=120円50-55銭⇒117円85-90銭、1ユーロ=165円40-45銭⇒160円95-00銭、1ポンド=247円45-50銭⇒238円45-50銭 ・・・さらには指標発表や株価の推移に揺さぶられて波打つような乱高下。
この間、個人投資家の皆さんのうちで “コスト” (手数料・スプレッド・スワップ金利)を考えた方はどのくらいいたでしょう? 「買えればいい」・「売れれば上等」くらいの感覚で市場参加していたのでは! 安定的なプライス提示とシステム稼動、確かな約定がネット取引では “最重要” と実感! また、「損切りの決断は大切だな~あ」って、あらためて再認識された方も多かったのでは。 まさか、まさか “両建” なんて・・・こんな相場展開でありえないですよネ!?
銀行の為替ディーラーでも手を出したがらない、でも個人投資家の間では値動きがいいことで人気のGBPJPYで”Freezeしてしまった” と、「自己責任、自己責任」と念仏を唱えていらっしゃる方もいるとか? この先の流れはというと、個人投資家の大移動(縁起を担いで取引会社変更)や取引稼働率の低下も懸念され、取引会社もうかうかしていられませんね。顧客の流出を食い止め、新規獲得を狙った奇抜な企画やキャンペーンが打ち出せるか!? ここが取引会社にとっても正念場? かもネ。


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