第4コーナーの109円78銭とDice-K


知名度の高い、しかも老舗・有名店でも行われる食品偽装に、客や消費者である私たちの “舌” って当てにならないものだな~って、自己嫌悪に陥りそうです。 「値段に見合っただけのことはある!」 なんて幻に思えてきます。 そんな日本の社会で、幻でない現実が “株価の下げと円高基調!” この先が “楽しみでもあり、怖くもあり” で、食品と金融商品の共通点を発見した観です。
― 東京株式市場 ― 日経平均株価は一時360円超と1万5000円割れ目前に迫る場面も、何とか終値では▼241.69の15,154.61で収まった感じでしたね。今晩のNYK市場次第で、来週の月曜日は簡単に1万4000円台? ・・・ 楽観的に物事を受け止める図太さが必要なマーケットですネ? 
― 東京外国為替市場 ― ドル円は再び109円台に突入 ・・・ 一時1ドル=109円78銭。最近の動きを見てると、ドルが買われる場面は訪れるのか?  “夢よ、もう一度” ・・・ と思う人もいれば、年末の海外旅行を計画している方にとっては 「よっしゃー、このまま」 と、早くも有馬記念で第4コーナーを廻った気分じゃないでしょうか!?
さて、恒例の「2007 – ユーキャン新語・流行語大賞」の候補語 “60語” (現代用語の基礎知識・選)が発表されました。ノミネートされた一部は:
KY(空気が読めない) / ナントカ還元水 / お友達内閣 / (消えた)年金 / ハニカミ王子 / 鈍感力 / ミンチ偽装(偽装食肉) / ネットカフェ難民 / コンプライアンス / 金属ドロ / ワーキングプア / 炎上 / Dice-K / (宮崎を)どげんかせんといかん ・・・
これらの中から 「大賞・トップ10」 が選ばれ、12月3日に発表されるようです!
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(16日午前のBlog) 
― 年初来安値更新と110.39(11:05) ―
FRBは472億5000万ドル(5兆2000億円/15日)もの資金を短期金融市場に供給したようです ・・・ この金額、9・11直後の供給量に匹敵! 市中への資金をジャブジャブにしても、目先収まるすべがないサブプライムローン問題による 「金融不安の証明」 ってとこでしょうか。
そして、曇り空で寒々する金曜日 ・・・ 東京株式市場は、一時これまでの終値ベース年初来安値(15,126円63銭/13日)を下回る15,109円53銭で取引される始末(前場終値▼245.62の15,150.68)。NYK市場(NYKダウ▼120.96)の続落の流れを引き継がなくてもいいのに。
外国為替市場はというと、BOEの利下げ観測の台頭も加担、再び円が買われやすい地合いに(GBPJPY=225.65) ・・・ ちょっと視点を変えると ・・・ 最近の大幅に動くレンジ幅は、11月も半ばで、X’masや年末年始の資金捻出と1年の帳尻あわせしなきゃならない御仁には、ありがたい動向!?
そんな “鶏と卵” の相関関係に似た株価と外国為替相場をよそに、現職財務相の接待疑惑も取りただされ、過去の出来事についての追及や弁明に躍起になっている永田町。もちろん、それに割く時間も大切ですが、今の金融市場を見れば、与野党や財務相に費やしてほしいエネルギーは、そんなところへじゃないだろう! と思えてきます。


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