07年金融番付 & ヒット商品番付表


師走恒例の “番付” 第一弾は、「日経MJ」 のヒット商品番付表――
       東              西
 横綱 : Wii&DS (任天堂)    電子マネー
 大関 : 顔認識技術       ハイビジョンビデオカメラ
 関脇 : デカ盛りフード       TOKYO
殊勲賞: レッドソックス
敢闘賞: 石見銀山
技能賞: 有機ELテレビ
話題賞: ミシュランガイド東京・メガ百貨店
残念賞: ライオン「氷殺ジェット」
* 任天堂の株価は1月の年初来安値の2倍強、株式時価総額もトヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループに次ぐ日本企業第三位となる。
* 「nanaco」や「PASMO」の登場で一気に身近になった「電子マネー」。
nanaco+PASMO+Suica+Edy=7600万件/10月の決済件数 (06年12月の3倍)と市民権を得た。
* 顔認識技術(デジタルカメラが人の顔を自動検出・ピント合わせ)でデジカメ復権。
* 東京ミッドタウンや新丸ビルなど、新しい商業施設の開業が相次ぎ新名所に。
* 小結は「動画投稿」・「ホワイトプラン(ソフトバンク)」、前頭は「iPodタッチ」・「男性用香水(AXE)」 ・・・。
原油や食材価格の高騰が家計にも波及し、サブプライムローン問題が影を落とし始めた2007年の日本経済。日経MJヒット商品番付では成熟期を迎えたデジタル関連商品・サービスが老若男女を問わず幅広く消費者をつかんだ・・・(日経MJ・3日/一部抜粋)。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
そして、私が選んだ 「金融番付」 ――
       東               西
 横綱: 金融商品取引法施行   サブプライムローン
 大関: 郵政民営化         原油高・金価格
 関脇: 年金記録問題        金利差(資源国通貨)人気
金融商品を網羅する金融商品取引法の施行で、「貯蓄から投資へ」資産の移動を促す国策に沿った、投資家保護の強化と自己責任を促す “金融ビックバン第2弾” の位置付けといえますね。さらに、サブプライムローンの焦げ付き問題は、株価下落をもたらした半面、資金を原油や金などの商品へ導き価格高騰を誘発 ― 夏までの「金利差」に注目した高金利通貨買いのFXトレンドを反転させましたよネ。
年金といえば、いわずと知れたずさんな記録照合問題に、離婚時の年金分割制度がスタート。そして、小泉内閣悲願の郵政民営化で巨大 「ゆうちょ銀行」 が誕生 ・・・。 敢闘賞としては、80歳前後の個人投資家がFX取引による億単位の申告漏れ。残念賞は 「金融所得一体課税」 が未だ決定できない税制論議――。


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