模倣品の撲滅キャンペーン(17~30日・特許庁)


大阪税関は今日、関西空港などで押収したブランド品やキャラクター商品の偽物(コピー商品)1万2000点(out of 56万7000点/1~9月押収)を、ナイフで切り裂いたり、金づちでたたいたりして廃棄処分 ・・・ 誰です? 「もったいない!」って思った人 ・・・ さらに、経済産業省・特許庁は、「ニセモノ展示館」(東京・霞ヶ関の庁舎1階) を17日に開設 ・・・ 偽物100点の模倣品・海賊版(高級ブランドのバッグや時計、家電製品、音楽CD)を展示――偽物をじかに見てもらい、バッグでは材料となる革の質感や縫製のきめ細かさ、デザインの微妙な違いなどを体感できる場にする。(YomiuriOnline・14日/一部抜粋) 
・・・ 街中では、一目で模造と分かる品が氾濫 ・・・ さらには、今年になって “食” でも老舗といわれる「有名店」までもが偽装に染まっていたことが明らかになり、「本物は、どこ?」 と思えるほど。 消費者も、自ら “偽” と分かっていながら買うのも “違法” という認識がなければ、「模造品」 の撲滅は無理です! … 同じように、外国為替証拠金取引でも、投資家自身が 「この会社は本物だ!」 と見極めなければ、いつまでたっても “素人業者” はなくなりませんよネ! 「本物の神話」 が崩壊している今だからこそ、消費者や投資家自身で、本物を見分ける目を養うことが大切ですね。
「調べれば調べるほどずさんな実態が分かってきた」 ・・・ 私の疑問ですが、年金記録の照合作業で明確になった “ずさん” で陳謝した首相や厚労相ですが、ずさんな仕事をしていた職員や管理職の処分はあるのですか? 民間に対しては「行政処分」を課しますが、官庁の内部管理・処分の基準はどうなっているんでしょう? 今年の相次ぐ偽装発覚も、実は “行政の偽装隠蔽策” にあったのでは? って気もします。
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(14日午前のBlog)
― 不満残る「08年度税制改正大綱」も… ―
政府が来年1月召集の通常国会に提出する「税制改正法案」の骨格となる与党の「08年度税制改正大綱」の概要は――: 
(1) 証券優遇税制は軽減税率(10%・本則20%)を09年1月から2年間は特例措置で事実上存続。ただし、株式譲渡益年間500万円・配当年100万円までの利益を上限 
(2) 「主要財源」消費税は、税率引き上げ時期や上げ幅の明記見送り 
(3) 新設のいわゆる「ふるさと納税制度」で個人住民税の1割を上限に税額控除 
(4) 暫定措置となる都市と地方の税収格差是正で法人事業税分配見直し 
(日経新聞朝刊14日・参考) 
ところで、株式譲渡損益と配当所得の「損益通算制度」は09年1月から導入――と盛り込まれたようですが、金融・証券税制の焦点 「金融一体課税」 はどうなってしまったんでしょうね? 「納税者番号制度」の討議を躊躇して、踏み切れないのであれば失望です。
ただ、今回粋な配慮と思ったのが 「エンジェル税制」 ― ベンチャー投資で、1000万円までは所得控除ができる仕組みになったこと。これでさらに起業しやすくなり、ベンチャー企業の育成につながればいいですよネ!


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