景況感の悪化もBUY相場?


主要国の金融市場は、X’masで休場。 そんな中でも日本の市場はしっかり商いして、日経平均株価は先週末比で295円高と続伸 ・・・ ご褒美? それともクリスマスプレゼント? ―― まあ、NY市場で株価もドル円も上げていてくれたから ・・・ で済ましてしまうには “もったいない!” 方向感がつかみづらい薄商いの中で、しかも「法人企業景気予測調査結果」(内閣府/財務省・10-12月期)は、大企業全産業の景況判断指数が7-9月期と比べ5.7ポイント下がったにもかかわらず、”買われた相場” に敬意を表したい気分です。 
上場企業が株主への利益配分を増やしている ―― 08年3月期の配当金が総額は5兆5611億円と前期比12%増になる見通しで、伸び率は純利益(8%増)を上回る(NikkeiNet/25日) ・・・ 何ていう新年に向けた明るいニュースが飛び出しました。長い目で見る投資と株主配分を手厚くする企業姿勢は、常に大切ですよネ!
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(25日午前のBlog)
― 的中した115円と日本人の美学 ―
「防衛省 肥えたネズミが 税を喰(く)い」 ―― 葛飾区柴又の川柳愛好家グループによるネズミを詠んだ作品が、柴又帝釈天参道に飾られ、参拝客らの目を引いているそうです ―― 「賞味期限 そんなのネズミ 関係ネエ」 ・ 「お答えは 白黒言えず ねずみ色」(産経ニュース/一部抜粋) ・・・ 世相を詠む川柳、皮肉を込め “クスッ” と笑えるところが大好きです。 
そうかと思えば ・・・ 誰でもが知っている 「フランダースの犬」物語 ・・・ 「画家を夢見る少年ネロが、放火のぬれぎぬを着せられて、村を追われ、吹雪の中をさまよった揚げ句、一度見たかったこの絵を目にする。そして誰を恨むこともなく、忠犬とともに天に召される」 ・・・ ところが、欧州では 「負け犬の死」 としか映らず、米国では過去5回の映画化でいずれもハッピーエンドに書き換えられているとか。(YomiuriOnline/一部抜粋)
ではなぜ、日本で共感を集めたのか? ・・・ 「信義や友情のために敗北や挫折を受け入れることに、ある種の崇高さを見いだす、日本人の心に潜む “滅びの美学” とネロの死が、日本人に共鳴している」 ・・・ プロデューサーのこの解説に、安倍内閣で論じられてた”教育基本法” や “美しい日本” も、日本列島で生まれ育つ私たちは、いわれなくてもちゃ~んと知らずして日本人なんですよネ。
さて、11/14UPのBlogで紹介した 「年末の為替レベルの “予測ゲーム” するなら、ドル円だと115円を挟むと面白いかも?」 が的中の域に入ってきました。今からでも115円は、ドキドキの面白い “的(まと)” になりそうですネ!
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(*) 「フランダースの犬」を検証する “ドキュメンタリー映画(オランダ語)”が、日英の字幕付きDVDが今月から販売されているようです。


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