日銀BOJ次期総裁は?


一時懸念された人民元の対ドルレートの修正加速によるドル円相場への影響も、ここにきて「元高・ドル安」にもかかわらず(1ドル=7.3912元・11/23 ⇒ 7.3261元・12/25)、ドル円は11月下旬の107円台前半から114円台前半へ。
急激な円高進行時には、スワップ金利の獲得以上の為替差損拡大や証拠金の目減りを心配した外国為替証拠金取引する個人投資家が続出し、さらには取引高のシュリンク(shrink)を危惧した取引会社の焦り、そしてジャパン株式会社(輸出企業の業績)の存続を揺るがしかねない株価への悪影響も危惧しましたが ・・・ 「YENの価値」 が相対的に高まらない現状を真に喜んでいいのか? 悲しむべきなのか? 悩ましいところです。
そうかと言って、金融政策を担う日銀には、”利下げ” なんていう選択肢は持ち合わせず、あくまで他国の金利政策に頼わざるを得ない状況下に、日銀のジレンマをお察しいたします ・・・ が、政府には一刻も早く次期総裁を決定していただき、08年は例え円高に遭っても、株価が上昇する市場経済への舵取りをお願いしたいものです! ついでに、せっかく金融庁が投資家保護や優遇策を次々と打ち出しているのですから、財務省や国税庁は早期の 「金融所得一体課税」 導入により、脱税を減らす抜本的な税制見直しを推し進めてほしいものです!
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☆各国の政策金利 (07年12月現在)
   日本 ————– 0.50%
   米国 ————– 4.25%
   英国 ————– 5.50%
   欧州 ————– 4.00%
   豪国 ————– 6.75%
   加国 ————– 4.25%
   香港 ————– 5.75%
   南アフリカ ———- 11.00%
   ノルウェー ———– 5.25%
   ニュージーランド ——  8.25%
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(26日午前のBlog)
― またまたFXで利益3億1000万円…脱税 ―
和歌山の元小学校長が 「外国為替証拠金取引で3年間(03-06年)で利益3億1000万円!」 ―― ところが、確定申告せずに、大阪国税局は所得税法違反(脱税)で和歌山地検に告発 ・・・ そして、所得税1億円を払わなかったために、重加算税を含む追徴税額は1億4500万円!(YomiuriOnline/一部抜粋) 
でも、この方(71)の偉いところは: 
  (a) 自宅のパソコンで店頭金融先物取引会社2社で取引
  (b) 豪州ドルなど外貨の売買を繰り返し運用益を稼ぎ出した
  (c) 220万円を元手にFX取引を始めた
  (d) 複数の金融専門雑誌を年間購読していた
(A) 2社で取引することで、取引先信用リスクを分散、ベストプライスでの取引やアービトラージ(arbitrage)と、ネット取引のメリットを十分に活用しながら、余暇を利用して自らネット取引していた。
(B) 金利差に注目した為替相場のトレンドに乗って、適時に売買した。
(C) 余裕資金で取引を始めた。
(D) 常に取引のための研究を怠らなかった。
国税庁によると、「FX取引の申告漏れ総額は224億円」(今年6月までの1年間) ・・・ 今年になって、年配の方が外国為替証拠金取引で数億円を儲けた挙句に脱税していたニュースをいくつか耳にし、そのたびに、その方々の取引手法や取引してるときの心理状態など、聞いてみた~い! ・・・ と思っています。
来月になったら、07年のFX取引の締めとなる税申告の準備も忘れずにネ!


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