08・もっとガンバレ金融庁


東証株価指数(TOPIX)は4日、算出基準日から40年を迎えたそうです ――(asahi.com/一部抜粋)。 東証1部の全体的な値動きを示すよう、上場企業の時価総額を68年1月4日時点で100とした指数、4日の終値は1411.91と40年で14倍 ・・・ 聞こえはいいですが、10年前の1998年のレンジは974.35~1,310.97であったことを想うと、感慨も湧いてきませんネ。
ところで、金融庁は投資家と海外からマネーを呼び込むために頑張っているようです ・・・ TOPIXから派生した新指数も誕生 ―― たとえば昨年12月のイスラム投資家向け「TOPIXシャリア指数」 ―― 豚肉、酒類などイスラム法の教義に反する企業を除いて算出、79社の時価総額で推移。サブプライム問題にさほど影響を受けず、石油収入で潤う豊富な資金の取り込みを狙ったもののようです。
さらに世界の金融市場を相手に、金融商品の開発を競うため、金融庁は更に増やせるよう投資対象を原油や貴金属など商品先物指数にも広げる方針! 08年、ますます資産を運用する先の選択肢は広がりますネ。
(*) 今朝のBlogで、「マネーを日本に呼ぶ込む知恵を働かせ、株価対応策を世界に先駆けて導入する意気込みを示してほしいものです」 とハッパをかけましたが、もちろんこのasahi.com記事は、いま目にしたとこ。先の税制議論といい、金融庁だけは投資家の見方に思えてきます。
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(6日午前のBlog)
― 女生徒たちのチンプンカンプン ―
「ザ(za)」 はピザ? ・・・ 英国でも10代前半の女生徒たちはチンプンカンプンの言葉で会話をし、親たちは嘆いてるそうです。そこで、13歳の少女が、意思疎通に悩む父親の勧めもあって 「ティーントークのAからZまで」 と題する辞書を、級友との間で普通に使ってる特殊な言い回しを1年かけて300語選んで、その意味と由来をまとめたそうです。
“jamming” = 「ぶらつく」、”tear” = 「立ち去る」、”vanilla” = 「退屈でダサい」、”za” = 「ピザ」、そして米国では「john」が男子トイレの俗語であることから “elton”(エルトン・ジョン)が「トイレ」。
その “発想力” は子供ならではで、羨ましくも思いますが、どこの国でも「子供が日常的に使う言葉」に、時に付いていけないですよね。 私も、昔はお祖母ちゃんと、今は姪っ子たちとしゃべるときに「それ、どういう意味?」 ・・・ 同じ言語をしゃべるにも世代間で辞書を用いて会話をする時代なんですネ。ちなみに、この辞書は親たちに好評のようです。 (信毎朝刊6日/一部抜粋)
ところで、NY株式市場では、先週末ダウは256ドル下落し、今年に入って460ドル超の株価急落を演じてますが、昨年過去最高値(14,164.53ドル・09OCT07⇒12,800.18ドル・04JAN08)があってのこの調整と見たら、日本株は終値の過去最高値(日経平均38,915円87銭/89年12月29日)の半値以下でウロチョロしているのに、グローバル化の波に呑まれて米国よりも高い下落率で大発会を向かえる始末。 「明日もまた・・・」 と考えると、米国以上に深刻なのは日本の方じゃないのかな? どうも「政府・日銀と投資家」の間にも「会話するための辞書」が必要なのでは?! と思えてきます。政府・日銀、政治家や経済界もマネーを日本に呼ぶ込む知恵を働かせ、株価対応策を世界に先駆けて導入する意気込みを示してほしいものです。


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