想定為替レート=105円/155円


ちょうど1年前 ・・・ 昨年の2月といえば、「日銀は金融政策決定会合(21日)で、無担保コール翌日物金利の誘導目標を年0.5% (0.25%引き上げ ・ 年0.5%となるのは98年9月以来) とし即日実施。追加利上げはゼロ金利解除の06年7月以来。公定歩合年は0.4%から0.75%に引き上げ」 ・・・ そのときのドル円は119-120円で推移・・・ (FXSPOT.NET)
今朝の日経新聞(投資・財務2面)に、「主要輸出企業の1-3月期の想定為替レート」 の記事が掲載されてます。ドル円で105-106円、ユーロ円で150-156円を想定しているようです。昨年同期に比べ12円の円高水準となり “円安効果” の縮小で輸出企業の業績も心配されます。
ちなみに、為替相場が1円変動すると営業利益/年は、トヨタ:USDJPYで350億円・EURJPYで60億円、ホンダ:200億円・30億円、ソニー:60億円・65億円・・・の増減になるというから、いかに企業業績にとって為替相場の見通しが大切であるかが分かりますネ。
一方で、ガソリンや鉄鋼などの資源価格の急騰に続き、輸入小麦の製粉会社への政府売り渡し価格が4月から30%引き上げ ・・・ パンやうどん・カップラーメンの値上げが心配されます。そうなると “円高効果” による輸入品の価格上昇分の吸収に期待する消費者の気持ちも分かりますね。
ところで、シンガポールでは、07年12月の物価上昇率は前年同月比4.4%増、25年ぶりの高い伸び ・・・ そこで政府は、税収が予想外に増えていたこともあって、住まいの広さ・年収・年齢などに応じて、100~700シンガポール・ドルを国民に 「分配金」 として支払うと発表(YomiuriOnline/一部抜粋) ・・・ イキな 「大盤振る舞い」 ですよネ! ぜひ日本でも、余っているといわれる “道路特定財源” から 「分配金」 をいただきたいものです!


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