年収÷12カ月=魔法の円口座


4月からの給与を母国通貨と米ドルで支払う仕組みを導入 ―― ドル安の進行で、アジア開発銀行(本部マニラ)は「給与を自国通貨に換金すると手取り額が減少してしまう」という職員の声に配慮(日経朝刊/一部抜粋) ・・・ 基軸通貨であるドルの下落は、こんなところにも影響してくるんですネ。
そういえば、香港に赴任していたとき、私も 「現地通貨」 で給与を貰ってました。香港ドル/円の為替レートを気にしながら、暇を見つけては “YEN” に換金していたことを思い出します ・・・ 給与は 「年収÷12カ月」 で支払われましたが、東京の本社では海外勤務してる職員に “為替調整” を行ってました! ・・・ 毎月末の為替レートを基準にして、日本で勤務する同期の給与と比較、”円ベース” で計算したうえで、年に2回差額を調整 ・・・ わたしは “ラッキー”!? なことに、赴任中は “円高” で為替水準が推移したために、日本に残した銀行口座には 「補てん」 された “円” が振り込まれてました。知らずして預金残高が増える! まるで “魔法の口座” と錯覚したものでした。
でも、ロンドン勤務した先輩は、為替トレンドがちょっとずれて 「円安トレンド」 に遭遇 ・・・ 「給与が余計に支払われた」 ということで、会社へ “上納” していたことをボヤいてたっけ! ・・・ さて、05年3月以来の円高水準となったドル円相場ですが、欧州通貨やオセアニア通貨に対する円の水準は当時と比較すると安く、今週の円相場はドル以外の通貨でどう推移するか? 注目ですネ!
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今週も要人発言や経済指標をWatch Out ・・・ そして、一週間後の今日、米国は夏時間に移行。
 ◇ 3日   ISM製造業景況指数 (24:00)
 ◇ 4日   RBA政策金利 (12:30)
 ◇ 4日   BOC政策金利 (23:00)
 ◇ 4日   バーナンキ議長講演
 ◇ 5-6日 BOE政策委員会開催 (21:00)
 ◇ 6日   ECB理事会開催 (21:45)
 ◇ 6-7日 BOJ金融政策決定会合開催(福井俊彦総裁任期中の最後の定例決定会合)
 ◇ 7日   雇用統計 (22:30)
 ◇ 9日   米国・カナダが夏時間(Daylight Saving Time)に移行


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