PART2―中央銀行の制度見直しにも気をつけろ!?


「ロシアにブラジル、オーストラリアやノルウェー ・・・ 原油や天然ガス、鉄鉱石など天然鉱物資源が豊富な “資源国”」 の通貨が、再び外国為替市場で勢いづいてる! でも ・・・ ??
PART-1 「経常赤字国に向かう個人マネーの危うさ?」 から続くPART-2:
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中国などの新興国を中心に資源需要が増え、原油をはじめ国際商品相場が上がり続けているからだ。資源の輸出をテコに経済規模が拡大し、通貨への信認も高まっている。
資源国通貨の上昇基調が鮮明になったのは、資源価格が上がり始めた01年以降 ―― ブラジルレアルやノルウェークローネはここ1年だけでも対ドルで2割近く上昇。豪ドルやロシアルーブルも高い伸びになっている。この間、原油相場は2倍近くに上昇、金も3割ほど値上がりした。今や、原油や金の動向を抜きに為替相場を読むのは難しくなっている。
大量のオイルサンド(原油砂岩)を持ち世界2位の原油埋蔵量を誇るカナダのドルや、北海油田を抱える英国のポンドも資源国通貨として買われることがある。最近は小麦やコメなど穀物の価格も高騰しており、鉱物資源だけでなく農水産物の輸出国であるかどうかも為替相場に影響を与えつつある。
資源国通貨も常勝とは限らない。世界的にインフレ懸念が高まっており、購買力が低下して資源需要が鈍れば、資源国通貨の上昇力も弱まる。南アフリカランドのように、高インフレ、経常赤字を抱えて軟化する通貨も出てきた。もし資源採掘場で大規模な事故やストライキでも起きて供給不安が生じれば、海外からの投資資金が逃げ出す可能性もある。
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「世界的なインフレを背景に通貨価値と経済の安定に腐心する中央銀行も多く、変動相場制への移行やドルペッグ制からの離脱、通貨切り上げなど為替制度の見直し機運が高まる可能性」 も指摘した日経ヴェリタス ・・・ 外貨による資産の長期保有は、リスク分散の面ではいいとしても、ポートフォリオで占める割合も考えて、容易に情報が入らない国の通貨へ偏らないように! っていう気がしてきました。



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