104円台ワンタッチと格付けUPの関係


予想だにしなかったニュースで、「ドル売り⇒ドル買い戻し」 と敏感に反応した今日の東京・ロンドン市場 ・・・ 今週立て続けに予定されるビックイベント(明日の日銀短観 ・ 3日ECB声明 ・ 4日米国休場 ・ 7~9日北海道洞爺湖サミット)に合わせて、モグラ叩きのように突発的な要人発言も伝わりそうですネ!
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30日 TKY (21:40) ドル LIBOR(London Inter-Bank Offered Rate=ロンドン銀行間出し手金利)の上昇で、ドル買い戻し進む。 1ドル=105円65-70銭、一時104.99円と104円台をワンタッチ。 1ユーロ=166円60-65銭。 1ユーロ=1.5755-60ドル。 1ポンド=210円70-75銭。
.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
30日 TKY (17:00) 1ドル=105円32-33銭(105.25~106.47)。 ムーディーズの円建て日本国債の格付け引き上げと米財務長官の「原油価格急騰に即効性の解決策なし」報道でドル売り優勢。 1ユーロ=166円41-45銭。 1ユーロ=1.5800-01ドル(1.5772~1.5816)。 1ポンド=210円05-10銭。 人民元は「中間値」1ドル=6.8591元と切り上げ後の最高値更新。 日経平均株価終値: 62.98円↓の13,481円38銭。

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さて、ムーディーズ・ジャパンは30日、「日本国債の格付けを “Aa3″ に引き上げ」 を発表 ・・・ これまでの「A1」から1段階引き上げたものの、「主要7カ国(G7)の中では最下位のまま」 ・・・ 先週の “骨太方針2008″ を 「歳出削減路線を維持したことなどを評価」(日経夕刊) したものだそうですが、北海道洞爺湖サミットを一週間後に控え、まさか敬意を表して議長国のソブリン債(*)を “ヨイショ”?
ところで、「格付け」って? ちょっと調べて・知るほど、当てになららいもの? に思えてきちゃったのですが、どうしましょう? ・・・ S&P(Standard & Poor’s)は、日本国債を長期格付けで “AA” としてますが、格付け会社のホームページに掲載される「定義・規準」や「職務行動規範」を閲覧してみて分かることは ・・・ (a) 被格付け会社の信用力について、現時点での意見を示すもの (b) 購入や売却・保有を奨めるものではなく、投資家に対する適合性について言及するものでない (c) 被格付け会社から提供された、または格付け会社が信頼に足ると判断した情報源から入手した直近の情報に基づいた格付けであって、会計監査を行ってはいない ・・・ すなわち、“格付け” は市場リスクを考慮しているものでなく、また格付け会社は “格付け自体の正確性” に責任を持ってはいないんですね。 しいていうならば、生命保険に使われる 「生命表」 にも似た、”長年のデータ” に基づいたデフォルト率で格付けが行われているにすぎないんですネ。
(*)【ソブリン債】― 国債など、政府によって発行・保証された債券のこと。



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