さあ、短観 – 08:50


6月シカゴPMIは市場予想を上回って、ドル買い戻しが進んでますが、早朝の日銀短観に備えて今夜はお開き ・・・ のまえに、短観の予習を!
08:50発表の「全国企業短期経済観測調査」(日銀短観/6月概要) ・・・ 「主要民間調査機関12社、全社が大企業・中小企業ともに企業経営者の “業況感マインド” の悪化を予想。 DIは大企業・製造業で+7~-2 (いずれも前回3月短観+11を下回る)。 大企業・非製造業でも前回(+12)より7~1ポイント悪化すると予想――。
原油価格の高騰による企業収益の悪化・ガソリンや食料品の相次ぐ値上げによる消費の減速傾向、マンション販売の低迷などが影響。07年12月調査以来、3回連続の悪化となれば、景気の後退局面入りが現実味を帯びそうだ――」(YomiuriOnline21日)
エコノミストは、「3カ月に1度の大イベントに、早朝から情報端末の前に陣取り、発表と自分の予想とのズレを分析。 英文への翻訳の時間も含めておおむね2時間以内に速報リポートを仕上げ、社内外に発信」(日経ヴェリタス29日) ・・・ プロの視点も、注目したいですネ!

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[30日午後のBlog] ―― 104円台ワンタッチと格付けUPの関係 ――
さて、ムーディーズ・ジャパンは30日、「日本国債の格付けを “Aa3″ に引き上げ」 を発表 ・・・ これまでの「A1」から1段階引き上げたものの、「主要7カ国(G7)の中では最下位のまま」 ・・・ 先週の “骨太方針2008″ を 「歳出削減路線を維持したことなどを評価」(日経夕刊)したものだそうですが、北海道洞爺湖サミットを一週間後に控え、まさか敬意を表して議長国のソブリン債(*)を “ヨイショ”?
ところで、「格付け」って? ちょっと調べて・知るほど、当てになららいもの? に思えてきちゃったのですが、どうしましょう? ・・・ S&P(Standard & Poor’s)は、日本国債を長期格付けで “AA” としてますが、格付け会社のホームページに掲載される「定義・規準」や「職務行動規範」を閲覧してみて分かることは ・・・
(a) 被格付け会社の信用力について、現時点での意見を示すもの 
(b) 購入や売却・保有を奨めるものではなく、投資家に対する適合性について言及するものでない 
(c) 被格付け会社から提供された、または格付け会社が信頼に足ると判断した情報源から入手した直近の情報に基づいた格付けであって、会計監査を行ってはいない
・・・ すなわち、“格付け” は市場リスクを考慮しているものでなく、また格付け会社は “格付け自体の正確性” に責任を持ってはいないんですね。 しいていうならば、生命保険に使われる 「生命表」 にも似た、”長年のデータ” に基づいたデフォルト率で格付けが行われているにすぎないんですネ。
(*)【ソブリン債】― 国債など、政府によって発行・保証された債券のこと。


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