TVニュースや新聞の一面を飾る自民党総裁選 ・・・ “してやったり” の辞任劇と今頃、福田さんは笑顔を浮かべてるかも?
そんなとき、”NBonline” に 「“殿様”にはなれない日本の首相」 というトピックを目にし、もしかして、”日本の首相” って国のために仕事ができない身分なのかな?　って思っちゃいました。
「知事の時とは違って、首相時代は、何をするにも足を引っ張られ、自分の意思を貫くのに必要以上の苦労を強いられました」 ・・・ そう語るのは細川護煕元首相夫人。 細川元首相といえば、”無責任” のレッテルを貼られて批判を浴びた安倍さん・福田さんの先人で、就任からわずか9カ月で首相の座を自ら降りた方。
首相の実像を、夫人いわく、「首相として育て上げていくシステムが、現在の日本の政治制度や環境にはない。合議による意思決定、任期不在で保証のない身分――。こうした状況から、日本の首相は、就任後でも、常に不要な権力闘争に巻き込まれるリスクを負っている」

さらに、「また同じようなことが、今後も起こり得る。首相になりたいと思う政治家は多いですから、野党に限らず政権を支える与党の中からも、いつか追い落としてやろうと、狙われている存在です。日本の首相は権力があるようで、実は大して持っていないのです。 内閣法では、政治に関わる様々な案件の意思決定は、閣議で決めることが定められています。合議でないと物事は決められません。　議院内閣制で、首相に決められた任期などありませんから、支持基盤が弱ければ、その身分をたやすく奪われてしまいます」
ではどうすれば長続きする首相が誕生するか? ・・・ 「首相は任期制にして、弾劾裁判にかけられるなどの事情がない限りは、身分が保証されるようにしないと、指導力を発揮して政権を運営することなど難しいのではないでしょうか――」
今回の辞任劇で期待したいのは、ちょっと前に放映されてたドラマ 「ＣＨＡＮＧＥ」 でキムタク演じた朝倉首相のように、”政治家であることが目的” でない方に、日本のリーダーになってほしいですよネ!　さらに、できることなら3年だったら3年、4年なら4年と腰を据えて首相の仕事ができる行政権の確立を整えたらいかがでしょう!　そうすれば、政局で為替や株価が振り回されることも低減し、海外からの日本を見る目も変わって “円” のバリューも高まるのでは!?