「強制的なロスカット（損失確定売り・マージンカット）がふだんの25倍に上った」 ・・・ 今日の日経ヴェリタス “FX投資家襲った津波” で、外国為替証拠金（FX）取引を扱う会社の内情が明かされてました。 そうなると、昨日ご紹介した 「外国為替証拠金取引を手掛ける “個人も一斉に円を買った”」（日経朝刊） というのは、実はロスカットに起因した話だったの?　と急激な円全面高の展開で、個人はまたしても “売る資産運用” ができていなかったのかな? と一夜にして不安になってきちゃいました。 一部その記事を抜粋すると・・・
………………………………………………………………
4日夜、“ユーロ圏の08年の成長率見通しを下方修正” したECB、“景気の先行きは次第に下振れリスクが高まっている” とのトリシェECB総裁の発言をきっかけに、足元下落基調にあったEUR・GBP・AUD・NZDは対円・対ドルで大きく売られ、”直撃を受けたのが日本の個人投資家” ―― ロスカットは1日で数百件に達したFX業者もいる。
リスク許容度が低下した投資家の売りが新たな売りを呼び、相場を大きく揺さぶるパワーを秘めた “TSUNAMI” ―― FX投資家を巻き込んだロスカットの波は、その一断面にほかならない。
[日経ヴェリタス/一部抜粋]
………………………………………………………………
さらに、今後の為替相場の見通しを、「欧州の景気減速と地政学リスクも支えとなり、ドルは堅調に推移しそうだ――。目先は、”米国住宅金融2社を国有化で調整” 報道で、不安後退がドル買い戻しを後押しする場面も想定できる。 とはいえ、このところ日米欧の国債への資金流入が続いているように、”質への逃避” を第一に考える投資家の心理が大きく変わるとは考えづらい。低金利の運用資金として世界に拡散していた円への買い戻し圧力は、ドル以上に大きいかもしれない」 ・・・ と推測してました。 残暑厳しい日曜日、ドキドキしながら明朝の為替レートを楽しみにしてるとこです(^_-)☆