謎@ユーロの調達にドル調達が先?


外国為替証拠金取引の一つの魅力は、低金利通貨を売って・高金利通貨を買って “スワップ金利を得る” 金融商品であることですよね! ・・・ ところが、高金利通貨を買って 「スワップ金利の支払い」 になる “逆ざや” のケースが発生してる!?
日経によると、「くりっく365では、ユーロ円で1万ユーロの買い建てで9月26日に10円、30日に289円、10月1日に185円のスワップ金利を支払うケースがあり、英ポンドやスイスフランでも支払う日が生じている」 ・・・ なぜこんなことことが起こってるのか?
・・・「円を売ってユーロを買う際、いったん円を売ってドルを買い、そのドルを売ってユーロを買う必要がある(?) ―― 信用不安が根強い銀行間取引市場ではドル金利が上昇し、ユーロとドルに金利差逆転現象が発生、円売り・ユーロ買いでもマイナスになる日があるというわけだ」 ・・・ このメカニズムを、何人の人が理解できたでしょう? ユーロ/円の取引で、いったんドルを調達したあとに、あらためてユーロを調達するなんて…? 
スワップ金利は、ヘッジ先金融機関から提示される値ですから、取引会社でまちまちであることや、金融機関の通貨調達力の差でスワップ金利が異なってくる解説もよくわかりますが、上記のメカニズムは意味不明でした。 ただ、こんな異常事態がほんとうにあるのなら、たしかに混乱して 「個人投資家から投げ売りが出かねない」 かもね!?

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[定義] スワップ金利とは、金利取引における借り入れ金利と預け入れ金利の格差(差額)を交換(スワップ)した金利のこと。
[詳細] 下記の解説を参照してみてください:
(1) FXCAFE®JPの “スポット取引とフォワード取引” http://www.fxcafe.jp/seminer/d.html#d3)
(2) FXCAFE®NETの 「”円” が絡まない外貨通貨ペアと為替差損益の計算」 http://www.fxcafe.net/library/cafe004.html



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