$1.75で住宅購入、片やX’mas商戦を段ボールで占う?


金融安定化法成立、株価下落、金融再編、ドル下落 ・・・ ちょっと聞き飽きてた話題が新聞紙上で賑わっている中、“経済ってなかなか面白い” って思わせてくれる記事が、日経ヴェリタスに掲載されてました。 何と “段ボールの需要” でX’mas商戦の行方が占えるというもの!
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消費大国の米国では、消費が国内総生産(GDP)の7割を占め、しかも1カ月あまりのクリスマス商戦の間に、年間の消費額の4分の1が使われる。 米国の消費に頼る世界の企業にとって、死活がかかる季節が近づいている。
例えば、日本の段ボールの古紙。 主に中国に輸出されるが、そこで衣料、雑貨などのクリスマス商戦向け商品を梱包して米国に出荷される。古紙の値段もまさに米商戦次第だが、段ボール古紙の輸出価格は下落気味。商戦への不安が高まっている。
打ち出の小づち失った米個人消費 ―― 米国では住宅の含み益を担保にしたローンが広く浸透し、ローンの半分近くは住宅以外の消費に使われてきた。ところが住宅価格の下落で含み益が減少、それどころか含み損を抱えた家計も多い。住宅を通じた消費の原資というパイプは断ち切られた。
米国の過剰消費の裏側にあるのは家計の借金依存。 ローンへの抵抗感が薄い米家計が借金ができなくなって迎えるクリスマス商戦。身の丈以上の消費が巨額の経常赤字の主因であることを考えれば正常化に向けた調整だが、その痛みは世界中に広がるかもしれない。 (日経ヴェリタス/一部抜粋)
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段ボール古紙の “価格” で、消費動向が予測できるという発想が新鮮でした。 9日には、米国9月主要小売売上高が公表 ・・・ 「11月下旬の感謝祭明けから始まるクリスマス商戦が近づき、個人消費の動向に一段と関心が高まる」 のも無理ありませんネ!
そして究極の住宅価格 ・・・ 「米国ミシガン州サギノー市にある差し押さえ住宅が、インターネット競売大手イーベイで売りに出され、1ドル75セントで売却 ―― 滞納されている税金や住居の清掃代など合わせても総額約1000ドルの支払い」(時事ドットコム/一部抜粋) でマーホームを手にできるご時世っていうのも驚きです。 どんな物件かはわかりませんが、こんなことが続けば、ますます 「住宅相場の下落に拍車を掛けることになりそう」 ですよネ!?



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