ドル基軸<自己本位=ドルの位置づけは?


金融機関の監督・規制強化やIMFの機能強化を図るにしても、“ドル” の位置づけは? ・・・
金融サミットは、日本時間今夜23時過ぎから本格化するようですが、「対米輸出で成り立ち、多額のドル資産を保有する国々は “ドル基軸通貨” を主張し、それに比べ少ない欧州諸国は “もはやドルは基軸通貨ではない”」 という立場 ・・・ 日経朝刊で、「ブッシュ大統領はドル基軸通貨維持には海外からの資金還流が不可欠とみて、”強いドル” と “投資の自由化” の重要性を強調してきた」 が、「各国の言動は、(ドルでもユーロでもなく) 結局は自国利益を追求する “自己本位” なのだ」
・・・ “通貨” は国益を測るメジャーであるゆえに、自国通貨のヴァリューを高めるのが政府・金融当局であるならば、この金融危機を境に、FXトレーダーも輸出産業も円高を嫌がらずに収益構造・マインドを “Change” してみては(^_-)☆
秋本番

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[15日午前のBlog] ―― もうひとつの為替の行方は? ――
FRB議長の 「各国中銀は信用危機を緩和し景気を支援する準備がある」(NikkeiNet) との発言で一時、円売り優勢の動きもみられた円相場 ・・・ 明朝予定される “金融サミット声明” から丸一日、月曜日のオープニングレートがどの程度NYクローズから乖離するか? ワクワク(?)ものですネ。
ところで、私は利用したことはないのですが、宅配業者が品物の配達時に行う 「代金引換サービス」(*)も “為替取引” なんだそうです。 そこで 「金融業としての規制をかけることへの規制を巡り、金融庁と宅配便業界が対立している」(asahi.com/一部抜粋) ようです。
「代金引換サービスを営む宅配便業者を “資金移動サービス業”(仮称) と位置づけ、金融庁は倒産に備えた供託金の積み立てなど規制が必要としている」 ・・・ もちろん、「業界側は大幅なコスト増につながると反発 ―― ネットオークションなど運営するネット業界や通信販売業界も反対の姿勢」 ・・・ さらには、「宅配便業界を所管する国土交通省、通信販売業界を所管する経済産業省も “規制は必要ない”」 という構図のようです。
「本来、“代金引換サービス” はお金の移動を伴う “為替取引業務” とされ、銀行以外はできない ―― 金融庁からすれば、利用者の利便向上を優先するため、事実上、放任してきただけ。 “規制の導入ではなく、単なる規制の明確化”(幹部)との認識――」・・・ 「規制の可否は年内には決まる見通し」のようで、ちょっと気になる “もうひとつの為替” の行方です。
(*) 「代金引換サービスの利用は、業界最大手で07年には約9200万個、10年前の約4倍に増えている」 そうです。


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