100ドルタッチで開幕-08年総括PART1-金融編


衝撃の 「1バレル=100ドル」 ワンタッチ(NY原油先物WTI) で幕を開けた2008年 ・・・ ドル円は、07年末終値比2円・円高の1ドル=109円60-65銭、NYダウは220.86↓(13,043.96)でスタート ・・・ 2日遅れて大発会の日経平均株価も昨年末比で一時765円安。 すでにこのときから、今年を占う波乱の相場が幕切られてたんですよね。
◇.。・+゜゜+・。 2008 Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
     (1月2日NYK)  ⇒ (11月28日NYK)    高値     安値
USDJPY = 109.60-65 ⇒  95.45-50               90.87
EURJPY = 161.30-35 ⇒ 121.25-30     169.97     113.62
GBPJPY = 217.10-15 ⇒ 146.90-95   
EURUSD = 1.4705-10 ⇒ 1.2690-95     1.6040     1.2329
NYダウ  = 13,043.96 ⇒ 8,829.04                7997.28
NY原油 = 一時100.00ドル ⇒ 54.43      147.27      48.25
GOLD  = 一時864.9ドル  ⇒ 819.0     1033.90
1月22日、予想外のFRBによる0.75%の緊急利下げに始まった追加利下げの猛波 ・・・ 10月には国際協調利下げあったりと、金融当局とマーケットの駆け引きが見ものでした! それもこれもスタグフレーション(stagflation *)なる事態が懸念されたため。
夏には、昨年のサブプライムローン問題をきっかけにした相場の乱高下の悪夢がよみがえるも、一時的に、女子ソフトボールや柔道男子100kg超級金メダリスト・石井慧選手の活躍で北京オリンピックに盛り上がり ・・・ それからは夏の宴 “金融危機” が本格化!
9月には、米国住宅金融2社の国有化 ・・・ リーマン・ブラザーズが破産法申請 ・・・ 一方で、メリルリンチはBOAに買収され、AIGはFRBに救済される中で ・・・ ドイツ復興金融公庫は経営破たん直後のリーマンに、通貨スワップ取引に絡んで3億ユーロを送金してしまったことで、 “ドイツで最も愚かな銀行” などという不名誉な称号でこき下ろされる事件も(?)
日本では、福田前首相が突然 「辞~めた」と、麻生新首相誕生 ・・・ すると、日経平均株価は4年10カ月ぶりに1万円割れ。 さらにバブル経済崩壊後の最安値を更新したあげくに82年10月以来の7000円割れ!
今年最大の政治イベントいえば、「民主党オバマ氏が次期米大統領に当選」 ・・・ それでも03年3月以来のNYダウ8000ドル割れあったりと、金融・経済危機のド壺から脱出の兆しなし(?) ・・・ そして11月、米政府によるシティ救済とGMの迷走 ・・・ 国内でも唯一の “勝ち組” と目されてたトヨタやパナソニックまでも減益で株価急落。
さて、そこで2009年 ・・・ 浮上するきっかけになりそうなのが来年1月のオバマ新大統領就任 ・・・ 新政権のスタートダッシュでこけたら ・・・ 止めときましょう、それをここで想像するのは!
PART1のエンディング ・・・ もっとも “ア然” とされられた “No.1の出来事” と言えば、原油下落トレンドで、「1バレル=99.99ドル」を真っ先に付けた御人と、年初に歴史に残る100ドル付けした御人が同人物であったこと。 まさに “究極のマーケットリーダー・仕掛け人” ですよネ(^_-)☆
(*) 景気減速と物価上昇が同時に進みかねない事態。



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