「ソロス・チャート」は円高を暗示?


年の暮れも押し迫ってきたころになって、再び地政学的リスクが表面化しそうなイスラエルとパレスチナの衝突 ・・・ さらに為替動向が不透明になりそう?
ただ、今年は終わってみれば一言 “円高の年” ・・・ 「米国発の金融危機が実体経済に波及して、世界同時不況の足音が響く2009年の円相場は?」 どうなるのかを、日経ヴェリタスは “ソロス・チャート” で解説してました。
…………………………………………………………………
日米ともに金利差ゼロ時代で、金利差要因では働きづらくなる中で、カギを握るのは 「量」 ―― 円相場はどちらに向かうのか。モノサシの1つとして注目を集めているのが、市中に流通する資金量を示すマネタリーベース(通貨と当座預金の合計)と為替相場の相関関係を示す 「ソロス・チャート」。
ソロス・チャートは日本のマネタリーベース伸び率を米国のマネタリーベース伸び率で割って算出するため、ドル供給が増えれば、数値は小さくなる。一般に市中への通貨供給量が増えれば、通貨価値が低下して為替相場に下押し圧力が働く。日銀が量的緩和政策を導入し、市場に大量の資金を供給した2001年には、日本のマネタリーベース伸び率が米国を大きく上回り、円安・ドル高が進んだ。
日米の中央銀行は今、市場に潤沢な資金を供給する量的緩和とも呼べる政策に乗り出している。 米国のマネタリーベース伸び率は11月に前年同月比73.6%に達し、同1.9%の日本を大幅に上回った。 ソロス・チャートに従えば、大幅な円高・ドル安が進むシグナルとも受け取れる。
(日経ヴェリタス/一部抜粋)
…………………………………………………………………
もちろん為替動向を誘発する要因は “量” だけでなく、オバマ次期米大統領の新政策の実行スピードにもよるでしょうネ。 また、ビック3再建の進捗状況や金融不安や経済の回復度などにもマーケットの心理的影響は左右されるでしょう。 そこでまずここは、金融当局が矢を放つ金融政策の浸透具合を確かめながら、”円は買われるのか? 売られるのか?” 一歩先を読みながら2009年のFX取引に参加したいですネ!
☆。o○o。.+゜ 2009年主要イベント ゜+.。o○o。☆
1月20日………………… オバマ次期米大統領の就任演説
1月28日~2月1日… 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)
4月2日………………….. 第2回金融サミット(ロンドン)・20カ国・地域の緊急首脳会合
7月8~10日………….. G8サミット(イタリア)
9月10日……………….. 衆院議員の任期満了
・・・ 「10月、16年夏季五輪招致選挙で東京が勝てば、インフラなど関連株の物色につながりそうだ」 というコメントもありますが、そんな先まで待てないこの冬、まだ遠い春・夏をどう乗り越えるのか? さらに、さまざまな業界や政治の世界でも話題になる “再編” は、FX業界でも見られるのか? 08年とは一味違った新年になりそうですネ(?)

\FXCAFE®NET/ ・ \FXCAFE®JP/ ・ \FXSPOT®NET/ ・ \FXカフェ®談話室/

バナーワイド

TOPへ