「政府紙幣」…本気度は?


「政府紙幣発行に興味」 ・・・ ほんの数行のちっちゃな記事でしたが、これ日経朝刊の見出し。 「自民党の菅選挙対策副委員長が1日のフジテレビ番組で述べた」 ものらしいのですが、「財源を心配せずに景気を刺激でき、新法制定や法改正の必要はなく、首相の判断で実施できる」 っていうこの奇策って何?
まず、耳慣れない “政府紙幣” ・・・ Yahooで検索してみると、389,000件もヒット! ・・・ ほんのさわりをまとめてみると、財布の中に入ってるお札は “日本銀行券” だけど、政府が国債を発行する代わりに “政府紙幣” を発行、日本銀行券と政府紙幣の換金比率は1対1で政府保証しようというもの。
メリットは、国債発行すれば国の借金が増すのに対し、政府紙幣を発行すれば、いま以上に債務は増えず、しかも 「額面―発行経費=国の収入」 になっちゃう! 財務省のホームページの「日本の財政を考える」(http://www.mof.go.jp/zaisei/con_03.html) に、「国債残高は平成20年度末で553兆円にもなると見込まれる」 ・・・ しかも究極の裏技は、政府は “553兆円の政府紙幣” を日銀に持ち込めば、国債残高(借金)がチャラに! まずは債権国家でも、デフレに苦しむ日本にはもってこいの政策。
デメリットは、超~ハイパーインフレになる可能性と背中合わせ。 さらにモラルハザードの発生や “JPY” の信用力の低下が危惧され、海外でよく聞く 「自国通貨よりもドルや金で資産を保有」 何~ていう国になっちゃう恐れも。 また、もしも “政府紙幣” が流通するようになったら、日本銀行が日々行ってる公開市場操作や日銀貸出金が機能しなくなっちゃったり、外国為替市場に混乱が生じちゃう? ・・・ いいのか? 悪いのか? 判断しがたいところでしょうが、私的には空想の次元で楽しめたトピックでした。
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
   (31日07:00)  ⇒  (11:00)
USDJPY = 89.85-90 ⇒  89.85-90
EURJPY = 115.25-30 ⇒ 114.35-40
GBPJPY = 130.65-70 ⇒ 129.30-35
EURUSD = 1.2805-10 ⇒ 1.2730-35
◇ 日経平均株価(11:00): 38.30↓0.48%の7,955.75円。 TOPIX: 8.63↓1.09%の785.40。

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