BOAがGSにつづいて 「来月にも公的資金返済」 ・・・ Moody’sの格付けの引き下げもあったようですが、1・2月は黒字確保で株価は6.6％UP。それにしても、公的資金が入っていては給与も減らされかねないと、金融機関は返済に必死になってるようですが、まずは財務の健全性の裏付けで、金融機関の “信用回復” につなげてほしいとこ!
ところで、G20金融サミット（ロンドン・4/2）を前に、各国の金融当局の駆け引きが始まってるようですね。 昨夜は、「ドルに代わる新基軸通貨の創設」を唱える中国人民銀行総裁の論文。 それに対して、IMFの「SDR（*）制度拡充は排除しない」 と言ってしまったガイトナー財務長官ですが、すかさずオバマ米大統領とFRB議長、そして財務長官も 「（新基軸通貨）の必要なし」 と言明 ・・・ おかげでNY市場でドルは行ったり来たり。
そして東京市場 ・・・ 前日の英国の2月消費者物価指数、米国の2月耐久財受注額など、ここにきて経済指標は市場予想を上回る数字がポンポン飛び出し、景気底入れ感の台頭と金融不安の後退に、NYダウが上昇したことを引き継いで、午前の日経平均株価は “権利配当落ち” でも8500円台回復!　為替相場はNY市場の一件もあって、ゆるやかにドルの買い戻しが進むも様子見ムード ・・・ 今夜も米財務長官の議会証言や各連銀総裁の講演があったり、10-12月期のGDPの発表、7年物国債入札に、そしてマーケットは早くも米1-3月期決算が気になり始めてるようで、油断禁物ですネ!
◇.。・+゜゜+・。 Tokyo Financial Market Summary 。・+゜゜+・。.
　　　　　(06:00)　　　⇒　　(12:15)
USDJPY =　97.50-55　⇒　 97.65-70
EURJPY = 132.45-50　⇒　132.40-45
GBPJPY = 141.90-95　⇒　142.30-35
EURUSD = 1.3575-80　⇒　1.3550-55
◇ 日経平均株価(11:00): 43.10円↑0.51％の8,523円09銭。 TOPIX: 1.26↑0.15％の819.75。
（*） “SDR”（special drawing rights） はIMFの日本語サイトに解説されてますので、何だろうと思われた方はご参考にネ。（http://www.imf.org/external/np/exr/facts/jpn/sdrj.htm）